イヤシロチこそ、極意

やめることは逃げか?
こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

私たちは自分だけ、または家庭だけで生きているわけではありません。
学校、職場、そして公共の場・・・。
意識して家庭や自分を「イヤシロチ」にしたとしても、他がケガレチのままだったらどうでしょうか。

今日は新しい職場に入って数か月の、私の大切な友人、Aさんから受けた相談のことをお話します。
あなたも思い当たることがあるかもしれません。
 
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆Aさんのお悩み
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
Aさんは、職場を辞めようかと思うほど悩んでいましたが
「やめるのは逃げだ」と思い、踏みとどまっている様子でした。

職場にいるBさんは、耳にした言葉をことごとく否定的なものに変えて人に伝えます。
つまり、真実を人に伝える、ということをしない人なのです。

2人の時は良くても、そこに上司が入ると豹変。
Aさんや従業員の悪口をひたすら吹き込み、普段はそうでもないのに
上司といるときはまるで別人になったかのようにAさんに対してきつい言葉を投げかけてきたり
とにかく失敗をさせようとするそうです。

人を悪く言うことで自分をよく見せようと必死な様子が伝わってきます。

Aさんはこう考えています。

「何と言われようと、誰かがBさんの言葉を鵜呑みにしようと、私の価値は変わらない。
だけど、やはり心が痛むし、腹も立つ、そうじゃないのに、という悔しい気持ちもわいてくる。
それは私がきちんと自分自身を愛することができていないから。」

そして、例え裏切られたとしてもそれを痛手として受け取らないで済むような
強い心を持つことを学ばなければならないのだろう、と。

Aさんの思いを聞いて、あなたはどう思われたでしょうか。
やめるのは、本当に「逃げ」なのでしょうか。

 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆心が痛むのは、自然な感情です

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
例えBさんが何を言おうと、Aさんの価値は変わらない。
その通りです。
しかし、それに対して心が痛んだりするのは、自分を愛することができていないからではなく
それが自然な感情であるからです。

理不尽な扱いを受ければ、どんな人でもやはり辛いと思うはずです。

そんな時はどうか、それを吐き出す場所を作ってください。
あなたが最も信頼する人にその辛い、悲しい、悔しい思いをひたすら聞いてもらうのです。

もしあなたたが逆に友人にそういう思いを吐き出してほしい時には
「なだめる、慰める、怒りや悲しみを押さえようとする」は禁物。
一緒に起こり、泣き、共感する、それだけでよいのです。

強いコンプレックスを持つ人というのは、人を貶めようとします。
そうしないと自分を良く見せることができないのではないか、という
恐怖心のようなものが常に付きまとっているのです。
これは育った環境も大きく影響するものだということを知っておくと
その人、ここではBさんだけが悪いのではない、と思えると思います。
 
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆自分だけ良ければ・・・の時代は終わりました

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

自分の良い評判を上げようとして、その目的のためだけに行動する。
これは典型的な売春婦の元型です。
残念ながら、私たち人類はエゴ様病を発症しやすい生き物ですから
陰でいろいろと画策することはある種仕方がないことと言えるのですが・・・。

そのうちの1つのタイプがこれ。

「自分こそが正義、自分こそが史上最高である」という思い込みを人に知らしめるがごとく

・しゃかりきになって働く人、
・自分がいかに素晴らしいのかを誇示する人、
・自分だけがすごくて、周りはダメ人間と思わせるよう画策する人、

エゴ様病には残念ながら特効薬も予防接種もありません。
必ずこのどれかに陥ってしまうのです。
自分がどのタイプかを冷静に分析してみましょう。

3つのタイプの中で、一番人に嫌がられ、一番波動が低いものはどれでしょうか。
少し考えればお分かりですよね。
「自分だけがすごくて、周りはダメ人間と思わせるように画策する人」です。

しかし、人を蹴落として自分だけが這い上がる時代は終わりを告げました
それぞれの良いところも悪いところも認め、尊重し、補い合って生きていく
共に生きる社会、それが21世紀のあるべき姿なのです。

終わった時代の生き方をする上司とBさんは、このままでは
新しい時代を生き抜いていくのは困難となることでしょう。
 
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆逃げるが勝ち、という言葉

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

Aさんの「例え裏切られたとしてもそれを痛手として受け取らないで済むような
強い心を持つことを学ばなければならないのだろう」という考え方、

「やめるのは逃げだ」という思い。

これは両方とも間違いなのだとここで声高に叫ばせてください。

強い心を持つために、私たちの大切な財産である感受性を封印してしまうことが大切でしょうか。

逃げることこそが自分を守ることもあります。
野生動物は、自分たちを守るためにいち早く危険を察知し
逃げていくではありませんか。
動けない木や草ならば諦めてその環境に適応するしかありませんが
人間は動けるのです。

しかも、Aさんのお悩みの根源は会社にあります。
家族をやめることは難しいですが、仕事は変えようと思えば変えることができるのです。
しっかり考えて、それでも辛いと感じたのならば、逃げるが勝ちなのです。

「でも、カルマから逃げたらもっと辛い状況がやってくるのではないですか?」と
質問されることがあります。
そんなことも絶対ないとは言えません。

しかし、今回はもしかしたらAさんに課せられたものは「逃げない」ではなく
「上手に逃げるタイミングを逃さないようにする」かもしれないのです。
本当に「逃げない」が課題なのかどうかは分かりませんよね。
 
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆自分はどれに特化しているかを知る

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
このような状況に陥った時には、選択肢が3つあります。

1、その場から逃げる、立ち去る
2、応戦する
3、鈍感になる

その場、その時、その人によってあらゆる状況が想定されるので、
これにはこれ、という風に言い切ることはできませんが
「お手上げである」と感じた場合、その場から逃げる、立ち去るのがベストです。

自分は「逃げる」のか、それとも「応戦する」のかを瞬時に判断し、行動に移す。
この能力は、私たちが生きていくためには必要不可欠な能力です。

常に危機にさらわれている野生動物たちは、生死に関わるわけですから
この判断能力はかなり高いのではないかと思います。は確実ではないかと自然界の動物たちは、この判断を誤ることはあまり(動物の専門家ではないので、あくまでも推測です。)

例えば、自分のテリトリーを侵された時。
家族が襲われたり、奪われたりしそうになった時。
絶体絶命、背水の陣に陥った時。
動物が逃げるのではなく、応戦する際には、必ず理由があります。
そうでなければ、むしろ相手が気付く前にさっとその場から立ち去ってしまうはずです。

勝ち目がない相手にがむしゃらに向っていっては命がないことを彼らは知っているからです。

ここで皆さんに質問です。
自分が逃げるべきなのか、それとも応戦するべきなのか、すぐに判断をつけることができますか?
何を基準にそれを判断しますか?

この質問に対して出た答えで、あなたがどれに特化しているのかをもう一度見直してください。
 
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆1.その場から逃げる、立ち去るに特化した人

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
誰よりも早く危険を察知し、脱兎のごとく逃げ出すのが得意な人。
しかし、すべてから逃げるを選択していると、後に何も残らないかもしれません。
少なくとも自分自身の人生からは逃げることも立ち去ることもできないわけで。
例え自ら命を絶ったとしても、結局自分で何とかしなくてはいけないのです。

なぜいつも逃げよう、立ち去ろうとするのか。
その大元にあるものは、ズバリ「何かに対する恐れ」ではないでしょうか。
自分や他人を信じることができない恐怖、その恐怖から生まれる自己不信や焦り。
何かができないかもしれない心配、何もできない無力感・・・。

そういう人は、世の中のすべてが恐ろしく見えることでしょう。

しかし、「逃げずに課題に取り組んでみる」姿勢を持ち、実行しない限り
その人は永遠に同じ課題が与えられ続けることでしょう。

もしもあなたが「逃げる」タイプで、この状態を解消したいと本気で思うのならば

1、逃げていると自覚する
2、逃げずに踏みとどまり、向かい合ってみる

ということをやってみましょう。
一人ではできそうにないなら、協力者を求めるのも一つの手です。

「これからはいろんなことから逃げずに頑張ろうと思うけれど、今まで経験がないからどうしていいか分かりません。
手を貸してもらえませんか。また、助言があったらお願いします。」
周囲の人に頭を下げてみましょう。

これによって、周囲が協力してくれるようになるはずです。
しかし、協力してもらうからには、耳に痛い言葉もしっかり受け止めることが大切になってきます。

「いろんなものからずっと逃げてきたから、つい逃げたくなるかもしれない。
でも、自分を変えたいから、どうか手伝ってください。
逃げようとしている私に気付いたら、指摘してください。」ともお願いしておきましょう。

また、自分とは正反対となる「応戦する」のに特化した人を見つけたら
その人はどういうふうにしているのか、本人に聞いたり、行動を観察したりして
しっかりと別パターンを学んでください。

あんなことできない・・・としり込みしてしまうのではなく
自分にできるとしたら、と考えてきっちりインプットしましょう。

 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆2.応戦する、に特化した人

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

いつでも臨戦態勢、常に「応戦する」ために構えている人がいます。
事あるごとに自分が正義、自分が一番と人に誇示したくなる。
でも、これもやりすぎれば人が離れていきます。
戦うことに必死になりすぎて、最後は燃え尽きて灰のようにぼろぼろとした
乾いた余生を送ることになるかもしれませんよ

なぜいつも応戦しようとするのか。
その大元にあるものは、ズバリ「何かに対する恐れ」ではないでしょうか。
自分や他人を信じられないからこそ起こる恐怖、その恐怖から生まれる自己不信や焦り。
何かができないかもしれない心配、何もできない無力感・・・。

「四面楚歌」という言葉がぴったりだと思っている。
職場のBさんはまさにこれでしょう。

このタイプの人は「相手を敵ではなく、仲間としてまず受け入れるようにする。」ことができるようになるまで
同じ課題がひたすら与えられます。

もしもあなたが「応戦する」タイプで、この状態を解消したいと本気で思うのならば

1、常に臨戦態勢にある自分に気付く
2、どんな人もまず味方だと思って対応する

ということをやってみましょう。

「応戦する」タイプも、「逃げる」タイプと同様に、周囲の助けが必要です。
応戦タイプは、何でも自分が決めたようにしないと納得できない感じがあります。
言い方を変えれば「わがままな王様タイプ」です。
人の立場にたって考えたり行動したりするのは不得手、自分がいいと思えば
他人もそう思っている、と思い込みます。

しかし、それが必ずしも正しいわけではないのだということを知りましょう。

自分がすでにそうである、と分かっている人は救いがあります。

しかし、やはり自分自身のみで何とかするのは難しいので、周囲に助けを求めましょう。

「どうしても最初から臨戦態勢に入ってしまうようなのです。
自分こそが正義、だから自分の思いは全て叶えたい。そう思ってきましたが
それをやめようと思います。
その手助けをしてくれませんか。」と声をかけてみましょう。

「今までずっとすべてを敵とみなし、応戦する姿勢を崩しませんでしたが
そのせいで周囲の人を素直に受け入れることができませんでした。
これからはもっとみんなと親しくなり、暖かいつながりを作りたいです。
もしまた応戦する姿勢が見えたら、たしなめてもらえますか。」
謙虚な姿勢でお願いをしましょう。

自分と違って穏やかな、人を受け入れる姿勢をとっている人を見つけたら
どういうふうに普段から行動しているのかを教えてもらったり
自分自身で注意深く観察したりしてみると、あなたにとって素晴らしい学びになります。

あんな対応なんてできない・・・と諦めてしまうのではなく
自分にできるとしたら、と考えてきっちりインプットしましょう。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆3.鈍感になる、に特化した人

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

逃げるでも応戦するでもなく、鈍感になる。
つまり、すべてを感じないようにしてしまうことです。
Aさんのようにどちらも選ぶことができず、価値は変わらないし、
でも腹は立つけど・・・というように板挟みになってしまい
結果「心を強くしよう」と感受性を下げて対応しようとする・・・

心身にとって一番悪いのはこのパターンです。
逃げも戦いもせず、心をシャットアウトすることで何とかしようとしますが
結局正面から相手の攻撃を受けてしまっています。
どんなに心を閉ざしても、傷はつきます。
閉ざした中で傷が広がり、あらゆる負の感情が広がって膿となり
最後には体も壊してしまうことになりかねません。

そんな人にぜひ実行してほしいのは、

1、すぐに立ち去る
2、そこから逃げる日を決めておき、その間の目標を定め、ゲームのように楽しんでクリアする
3、自分を「イヤシロチ」にしておけるようにする

この3つです。

1つずつ解説します。

1、すぐに立ち去る

どうあがいてもそこから去ることができない、という環境でなければ
今すぐそこを後にしましょう。
悪い環境には長くいないことです。
案ずるより産むがやすし、さっと逃げましょう。

2、そこから逃げる日を決めておき、その間の目標を定め、ゲームのように楽しんでクリアする

全てが悪いわけではない、例えば、いい人もいる、とか、給料が良くて
止めるのももったいない、というような場合。
期日を決め、そこまでにやるべきことを決めるのです。
そこまではひたすら良い方にだけ目を向け、目標をクリアすることだけを見つめて頑張るのです。

お勧めなのは、困った相手からの攻撃はスルーして
あえてその人の良い面をほめたたえてみることです。

嫌がらせを受けている相手の良いところなんて!と思うかもしれませんが
少し冷静になってみれば、何かしら1つはあるものです。
洋服のセンスでもいいし、姿勢でもいいし、何か褒めます。
これを直接本人に言うか、または周りから耳に入るようにするか
2つの方法がありますが、これは効果的な方を選んでください。
周りを観察していれば分かるはずです。

これを、自分が監督になったつもりでゲームメイクしてみましょう。
この視点が「観る」センスを養ってくれるはず。
どうしたらこの褒めゲームが楽しくなるのか、また、うまくいくのか。
しっかり考えてみてください。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆3.逃げない、戦わない極意は「イヤシロチ」

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

極意はイヤシロチ

最後の1つ。

3.自分を「イヤシロチ」にしておけるようにする

職場でも家庭でも、その場に流れるエネルギーは、その場をメイキングしている人のエネルギー。
職場ならば、社長や代表、理事のエネルギーが中心となります。
もし、それがケガレチのように感じたとしても、あなた自身は
「イヤシロチ」であることを意識し、心がけてください。

あえて書きはしませんでしたが、
逃げる、立ち去るパターンが得意な方も、
応戦するパターンが得意な方も、
これは両方に通じています。

職場なら、今までお話したように逃げることも比較的容易ではありますが
これが家庭であった場合。
難しいですよね。
その時には、どうか両方の能力を磨きつつ
「自分をイヤシロチにしておく」ことを強く意識していてください。

人を変えようとするのではなく、自分がイヤシロチであることを意識し、キープする。
ケガレチをどうにしかしよう、イヤシロチにしよう、と人を変えようとすれば、
残念ながらその時点ですべてがケガレチになってしまいます。

困った人の影響を受けつつも、自分自身は常にイヤシロチにしておくこと。
これこそが与えられた課題だと思うのです。
影響を与えてくる人がこちらに対して臨戦態勢であろうが、「かわいそう」という目でこちらを見ていようが
放置しておけばいいのです。
自分は自分らしく、きらきらしていればよいのですから。

自分をイヤシロチにしておく、これこそが逃げもせず、戦いもせず生き抜くための極意なのです。