大きく見えていた人が・・・相談

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

今日はYさんからのご相談です。

ぜひ、いずみさんのお考えをお聞きしたく質問します。
いままで自分よりもとても大きく見えて尊敬していた人が
ふと小さく見えたときがその人からの卒業の時期だと思うのですが
その時の気持ちの整理をどうつけたらいいのかよく分からないのです。

両親からの卒業

自分が思うに、親から卒業することと関係があるのではないかと。
ただただ尊敬していた両親が、自分が成長することにより
ふと小さく見えたり、自分がこうなりたい、という思いを確立したところで、両親の今までは知らなかった好ましくない一面を見て落ち込んだりします。

何かお考えがあるなら教えてください。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆私はこうお答えしました
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

ご質問ありがとうございます、Yさん。

Yさんのお考えの通り、それは思春期からの大きな課題の中の1つだと思います。

自分にとって雲の上のようなすごい存在だった人の人間的な面や欠点を見て
がっかりしてしまう・・・。

このことは、心理学で「投影の引き戻し」と呼ばれるものです。
これを体験することはとても大きく大切なステップです。

小さな子どもにとって、親は神のような存在です。
何も知らない、できない子どもにとって、両親は一番身近な大人であり
お手本であり、自分を守ってくれるもの。
その広い羽の下で、子どもはすくすく成長していくのです。

でも、思春期になり、自分を確立していく頃になるといろんなことが分かってくるのです。
両親は神ではない、と。
間違うこともあるし、誰よりも強いわけでもない。
欠点もあれば、年をとって弱ってもいく。
そういうものがすべて見えてくるようになるのです。

そこに気付くことこそが、両親からの自立の第一歩なのです。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆師と仰ぐ人に会いたい
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

思春期から大人へと成長する中で、自分が好きな事、学びたいことにおいて先生とか師匠とか呼べるような素晴らしい人に出会うことがあります。
もちろん、能力も自分よりはるかに上です。

そういう人に会いたい、指導してもらいたいという思いも強くなることでしょう。
まだ自分が気付いていない潜在能力を引き出してほしい、という思いも生まれます。

そういう思いは、多くの人が持つものです。
それがあるからこそ、自分の目の前に現れた指導者を神のような人だと勝手に思い込んでしまう。
理想的な人だと勝手に思い込んで、実際のその人自身を見てはいないのです。

その指導者の欠点や足りない部分に気付いたとき、初めて
生身の人間である、と気づき、その姿を見つめ始めるのです。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆引き戻す
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

ここで確認してほしいのですが、残念ながらYさんの理想通りの指導者はいません。
理想像の投影はもちろん可能、でも、相手の本質を見ていたわけではないということに
必ず気付くはずです。

しかし、その本質を受け入れられず「そんなことはない!」と盲信してしまう。
それはもう弟子ではなく、信者。
全ての感覚が麻痺して心酔してしまう宗教と同じです。

別のパターンでは、ここではないどこかに私の本当の師匠がいるはずだ、と
ひたすら追い求め、さまよい続ける人生もあります。
しかし、同じく、そんな人は存在しないのです。

できればこれが一番お勧めなのですが、師匠としてあがめていた人に
投影していた理想像を引き戻すこと。
その人の本質を見て、リアルな人間関係を築くようにしてください。

人は必ずと言っていいほどこれを体験します。
理想像を投影する時期、その相手が普通の人だと気付く時期。
そして、本当に人間としての関係を築いていく時期。

これは、人と人とのかかわりが深くなっていく時に確実に起きる現象なのです。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆恋愛においても
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

理想の王子はいない

特に恋愛においては、その現象が起こりやすいです。

はじめは「理想的な人、王子様のような人」と思っていた相手も
しばらくすると「こんな人だったの?」という点が必ず出てきます。
そしていざこざが起きたりしますよね。
でも、その理想と現実に折り合いをつけていくのが、本当に人間関係を築くことになるのです。

それを超えてこそ、人と人とが本当に巡り合ったことになるのです。

結婚したら思ったのと違った、というのは、それまで妄想にとらわれて
相手の本質が見えていなかった、ということなのです。

こんなはずじゃなかった、と別れを選ぶ人もいるでしょう。
そして、源氏の君が紫の上を育て上げようとしたように
理想像を追い求める人もいます。

自分の理想とは違うけど、自分だってそれほどじゃないよね、と納得し
現実をきちんと見据えてお付き合いをすることもあるでしょう。

一生相手の理想通りでいようと、お姫様を演じ続ける生活。
あなたなら考えられますか?
きっとどこかでパンクするはずです。

私はあなたが思うような人間ではない、本当の自分はこうだ、というのを訴え
それを受け入れてほしいと望む日が来るはずです。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆
 
 ◆気持ちの整理をする方法
 
☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

例えば、1つは時に解決してもらうというもの。

念のためにもう一度言いますが、完璧な指導者、理想通りの彼、そんなものはまずいません。
その人のありのままを受け入れるしかないのです。

投影を引き戻し、幻滅して別れるのではなく、きちんと相手と向き合い
新たに関係を作っていくというのがやるべきことなのです。
それには、どうしても時間がかかるものです・・・。

そしてもう1つ。
思ったよりも小さい人だった、とがっかりした後に
今度は今まで見えなかった素晴らしい面が見えることがあります。
誰に対してもきっと起こるはず。
それを楽しみにしていてください。