チチカカ湖・2018聖地巡礼の旅・虹のマチュピチュ紀行文8


いよいよ2つ目のハイライト、チチカカ湖です。
「ペルーの星の門」と「物々交換のマーケット」に連れて行ってくれたガイドさんが、
引き続き浮島の案内もしてくれました。

チチカカ湖は標高3800m、ペルー南部とボリビア西部にまたがっている、とても大きな湖です。

こんなお話があります。
インカ・ガルシラーソ・デ・ラ・ベーガ(1539〜1616)が著した本の中に、クスコの太陽の神殿「コリカンチャ」にはかつて「黄金の円盤」が保管されていたそうです。
その円盤・ディスクがあまりにも巨大なので、神前の善法部分のほとんどのスペースをしめていたのだとか。
ディスクからはセクエと呼ばれる40ほどの地球のエネルギーの放射線が発せられ、インカ帝国のあらゆる方向へと伸びていたそうです。

のちにスペイン人が侵略して来た時、この聖なるディスクを守るためにこれはチチカカ湖の奥底に沈められたのだそうです。

船着場に行くと、20〜30人乗りのボートがたくさん停泊していました。
ガイドさんが仲間らしき男性に声をかけ、その船に乗ってチチカカ湖を渡って行きました。

この、生えている草がアシで、トトラと呼ばれる浮島を作る材料です。
ボートが進むと波が出来て、その波に揺られてゆらゆらしていました。
この風景が延々と続きます。
チチカカ湖は非常に大きな湖です。

チチカカ湖の面積がおよそ8562km2で、琵琶湖は669km2なので、、、12.7倍です。
琵琶湖が約13個分の広さがあるようです。

ここにはたくさんの数え切れない浮き島があります。
ガイドさんが生まれ育った浮島は、私たちが案内された場所よりももっと遠い場所だそうです。

下の写真のような浮島が見えてきました。
美しいボートのような乗り物がたくさんあります。ボートの前面にはピューマらしき顔が編まれています。
下の写真の真ん中の黄色いものなのですが、正面からの写真なのでちょっと分かりにくいですね。

このお魚の見晴台がある浮島が、私たちが案内された場所です。
広い大きな浮島です。

降り立つと、地面というか下はトトラで編まれているものなので、フワフワします。
そしてまず、この浮島がどのようにして作られているのかのレクチャーがありました。

浮島の土台になるトトラの根っこは、湖の波が大きくなった時に偶然見つかるもので、それを持ち帰れる適度な大きさにカットして船に乗せます。
持ち帰ってから島を大きくしたい部分において、杭で固定させてしばらくすると、もともと根っこの塊なので適度に育ってくっついてしまうのだとか。

その上にさらにトトラをカットしたものを縦横に敷き詰めて、島の土台を作るのだそうです。
そしてその上に、家を作って置きます。家を建てます、というよりも、置きます、という感じです。

小さな家の中も見せていただきました。
ベッドと棚があり、棚の中にはパソコンなどが置かれていました。

家は寝る場所であり、昼間は外で生活するのが基準のようでした。
かまどやご飯を食べる場所も、刺繍のタペストリーを作る作業も、天気がよければ外でするようでした。

この日も快晴で非常にいい天気でした。こんなにいい天気の日に、家の中にいなくてはならない理由なんてないな、と私も思いました。

私は刺繍のタペストリーが大好きなので、時間をかけて値段交渉をして手に入れました。
それが下の写真です。
家に飾りたかったので、ちょっと地味目の色合いを選びました。

1枚目は、浮島での生活を表しています。
中央の上にコンドル、その下にビューマ、そして蛇がいます。
これがアンデスの方達の大切な世界観です。

左下はトトラで作った船で漁をしているところです。
漁業はこの地域の大切な産業です。
昨日の物々交換のマーケットに持ち込まれる魚は、こうして捉えたものでしょう。

タペストリーの右側は、家とかまどです。
かまどは家の外にあり、女性たちが料理をしています。

下のタベストリーは、アンデスの方達の世界観、宗教観を表しています。
一番上の左側がパチャタタと呼ばれる月の神さまです。
その右側がトウミィという神さま。この神様は金属で作られた飾りがよく売られていて、実は私のアンティークコレクションの中にもいくつかあります。

真ん中の段は、ワルコデインカと呼ばれる存在で、インカが乗っている男性で、その乗り物の動物がワルコデだそうです。
リャマとかアルパカではないのかな、、、と思うのですが、、、
でもちょっと宇宙生物っぽいですよね。

一番下の段の左側はピューマです。すぐ東側がアマゾンの熱帯雨林ですから、ピューマも日常的に普通にいるのでしょう。
右側はパチャママで、太陽神です。

何かにつけて「パチャママ」という言葉を聞きました。対外的には一番上の右側のトウミィが有名ですが、
地元の人たちにとっては、まず何があってもパチャママそしてパチャタタなのだな、と思いました。

家に飾って浮かないように、という基準で色を選んだので、妙に地味になってしまって、ちっともアンデスっぽまないな、、、
と反省して、3枚目は赤にタペストリーにしました。

細長い赤い布に、魚多分マスと、アシ、アンデスフラミンゴ、家、トトラなどが丁寧に刺繍されています。
とても美しいタペストリーです。

そしてこれらに使用されている刺繍糸は全て、アルパカの毛だそうです。

値段交渉でたっぷり楽しませてもらっていたら、田原はさっさと逃げ出して切り上げていました。
下にいると際限なく何かを売りつけられるので、「もう買わない」というハッキリとした意思表示が必要でした。

そうそう、面白いお話を聞きました。
少しだけ昔のこと。
お客様が来るといつもプレゼントを持ってきてくれるのを、島の人たちは楽しみにしていました。
ある時70人あるいは17人のお客様が来たのですが、プレゼントを持ってくるのを忘れたのだそうです。
楽しみにしていたのにガッカリしている、その島の人たちを見て、お客様たちは「そうか、プレゼントがいるのか、、、でも今あるのはお金だけだし、、、」というわけで、お金を渡したのだそうです。

受け取った島の人たちは、それをかまどの焚き付けにして燃やしてしまったのだとか。

島の人たちは「お金」というものを知らなかったのです。
全ては物々交換で成り立っていたのです。

その物々交換の生き方が、今でも色濃く残っているのでした。

あ〜私もなんでもいいからプレゼントになるようなものを持参するのだったな、、、と後悔しました。

上の写真は、買い物をさっさと済ませて見晴台で弾けている田原です。

私も見晴台に上がりました。
ここから見ると、浮島の太陽光パネルがたくさん見えました。
電線を引くわけにいかないので、電気は太陽光が一番合理的なのでしょう。

トトラで作られた浮島と素朴な日々の暮らし、その中にパソコンと太陽光発電がある。
面白いです。

帰り際、島の女性たちがアンデスの歌と踊りを披露してくれました。
シンプルな楽しい歌で、私も手拍子をとりながら踊りました。

そのあとになんと「チューリップ」の歌が*\(^o^)/*
なんというサービス精神でしょう。日本人の観光客なんてすごく少ないはずなのに。
嬉しくなって私もチューリップを歌いながら踊りました♪

こういう所、みなさん本当に商売上手です。

後から気づいたのですが、「黄金のディスク」のエネルギーを感じてみる、という一番大切なことをスッカリ忘れていましたf^_^;)
スピリチュアルよりも物欲が勝ったのかな?? とも思うのですが、
ここに満ちていた明るくて楽しいエネルギーは、きっと黄金のディスクから届いているものだったのだと思います。
そう思うことにしました。

そして私たちはナスカの地上絵を見に行くために、フリアカという空港へと移動しました。
飛行機が遅れていて、ゲートで待っているとCAさんたちが紫の大きな額を抱えて記念撮影しています。

私たちにも声をかけてくれて、写真うつしましょうか?と言ってくれたので、もちろん写してもらいました。
こんなサービスがあったのは、この空港だけでした。

今回は飛行機やバス、車での大移動がたくさんありました。
もういい加減に飛行機には飽きてきた私たちですが、
ナスカの地上絵は外せません。
あれ、絶対に宇宙人・ビームの人の仕事だと思います。


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