魂の声と身体の声がケンカする時

スタジオジブリ高畑勲展

先週末は東京だったので、いつものように美術館めぐりをしてきました。

その中の1つ、
高畑勲展を、東京国立近代美術館で見てきました。

ご存知のように、高畑さんは宮崎駿さんとともにスタジオジブリを牽引した中心人物です。


なんと、高畑さんは絵を描かない人なのだそうです。
アニメーションの演出や、監督をされた方で、
今回の展覧会ではどのように「演出」して作品を生み出してきたのか、
がテーマでした。



展示は絵や絵コンテや創作ノートが中心でした。
どうしても絵に目がいくのですが、
それらの絵は、高畑さんの指示によって描かれたものです。
セル画は一枚もありません。

膨大な、圧倒的な量の資料、資料、資料、、、、
1つのアニメーション作品を生み出すのに、
どれほどの手間と人手がかかっているのか、、、
それはもう、気が遠くなるような量でした。



気づいた事や感じた事が色々ありますが、
今日は1つだけ書きます。


高畑さんは宮崎駿さんたちと組んで、様々な傑作を生み出し、
日本のアニメーションを非常に完成度の高いものにしました。

そしてある年齢から、体力の限界を超えた事を意識して、
もう長編はこれで最後です、とか、
もう作品は作りません、とか宣言をしたけれど、、、

また作るんですよね(*^_^*)



どうしても作りたい、作品を生み出したい、
という抗えない魂からの強い欲求があるのだと思います。

肉体は限界です、もうこの身体は使えません、とストップをかける。
でも魂は「もっとよい作品を作りたい、もっと次の世界に行きたい」と要求してくる。


身体の声を聞いた時には、
「この作品で最後です」と決める。

魂の要求に抗えなくなった時には、
次の作品に着手する。


パーソナリティは、新しい境地の作品を生み出していく快感を知っているけれど、
身体の悲鳴も聞こえている。


辛いでしょうね。。。。。
本当に辛いでしょうね。。。。。



こういう時に、全ての主人である魂はどうするのかと言うと、


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仕方ないなぁ、、、この身体はもう使えない。
次の新しい丈夫な身体に乗り換えるしかないか。
でもこの身体から引き上げる前に、
残っているカルマで片付けられそうなものを片付けていこう。
その方が次の人生が楽になるからな。

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と考えるのです。


あ、高畑さんがもう直ぐ死ぬとか言っているのではありません。
勘違いしないでくださいね。
この魂のつぶやきは、一般論です。
普通、魂はどうするか、という1つの答えです。


魂は次の乗り物に乗り換えるために、
あちらの世界に戻る準備を始めるのです。


私たち全員がそうなのです。




高畑勲展は10月6日までしています。
見にいく価値はありますよ。



では。