とうもろこし、豆、かぼちゃ、マグロ缶

コロナウィルス

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。


近年、様々な災害を体験した私たちですから、
2週間分とか1ヶ月分とかの食料品や日用品の備蓄をしておくのは、常識ですよね?




私の大好きなお話の一つをシェアします。



以前ご紹介したことがあると思いますが、
「1万年の旅路」という分厚い本があります。
ネイティブアメリカンに生まれた女性が、
父から語り継がれた民族の1万年の歴史の語り部として、
書かれた本です。

文字を持たなかったけれど、生きた言葉を語り継ぐという技術を途絶えさせることなく守り通し、
現代に生きるポーラ・アンダーウッドさんは、
今の時代に必要なお話だと感じたのでしょう、
本にして出版し、私たちにも彼らの1万年の知恵を学べるようにしてくれました。


分厚いですが、とても簡単な文章で書かれていますし、
読み始めると止まりません。


そのポーラ・アンダーウッドさんは様々な活動をされているようです。
彼女の書いた「知恵の三つ編み」という本は、
彼らの知恵を現代人や子供達にどのように教えるか、
と言うワークショップなどで使用している内容なのです。


この本がまた素敵で(*^_^*)
素敵で(*^_^*)



その本の中にある一つのお話です。




ネイティブアメリカンのその民族の方達はロングハウスという共同住宅で集団で生活しています。
冬を越して次の春にまたタネを植えて実りを得られるように、
とうもろこし、豆、カボチャ、の三姉妹のタネを蓄えるのだそうです。

語り継がれた物語の中には、


「少なくとも三年の不作続きに、
備えのある民になろうではないか

わが一族は、
三冬目さえ
生き延びられる民になろうではないか」


という言葉があります。

冷害で実りのない年の冬、ひもじい思いをしながらも寄り添って楽しく過ごし、
木々の樹皮や家の柱まで剥がして食べて春を待った体験から、
「備え」を大切にするようになったそうです。


それでお父さんと二人暮らしのポーラさんたちも、
冬でも作物を実らせ続けるカルフォルニアで暮らしながらも、
食糧貯蔵庫にはいつも、
父と乾燥させたとうもろこしと、豆とカボチャと、
ポーラさんの発案で加えたマグロの缶詰が積まれていたそうです。


そして、カリフォルニアの天候は良かったそうですが、
ポーラさんのお父さんが怪我をして働けなくなり、
とうもろこしと豆とかぼちゃの種は冬の畑の土に潜り、
命を支えてくれたそうです。

ポーラさんのマグロ缶も、一つ、また一つと食糧貯蔵庫の棚から降りてきて、
日曜日の夕食を飾ってくれました。

お父さんが再び仕事を見つけるまでに、
缶詰はただの3つを残して全て消えたそうです。



引用します。

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「われわれは命に与え、またそこからいただくんだ」父は言います。
「もし与えることを忘れたら、あまりにも多くを忘れたことになる」

中略

この三缶は、獲れたてのとうもろこしをいくらか添えて、
私たちよりももっと恵まれない人たちにあげることにしました。
その人たちも家に同居していたからです。
大都会ロサンジェルスという大きな家に。

中略

「どんなに貧しい土地でも、知恵と愛があれば新しい可能性をいくつも教えてくれると思うんだ。
お互いどうしへの愛、。、、大地への愛。」

「そしていつか、われわれがみんな、家のなかでの分かち合いの大切さを学ぶ時が来るかもしれん。
しかも、その家がどれだけ大きいかを理解してね」

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ネイティブアメリカンの人たちは、
私たちが利己主義にまみれて「自分だけが助かればよい」とパニックになるような時にも、

家族として支え合い、分かち合う方法を1万年もの間に身につけてきたのです。
「1万年の旅路」には、そのようなたくさんのお話が詰まっています。



私たちも、彼らの生き方からたくさんの深い知恵を学ぶことが出来そうです。

たった今できることは、

ご自分の食糧貯蔵庫の在庫を調べること。
奪い合わない範囲で、2週間生きるための不足分を確保すること。

そして、

「人類」という「家族」と分かち合うことです。


「与え合うこと」を忘れない私たちでありたいですね。



では。