感情のジェットコースターから降りると、感情がなくなりますか?

感情のジェットコースターから降りると、感情がなくなりますか?

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

今回もまた、「感情のジェットコースター」のお話です。

◆感情のジェットコースターとは?
https://www.fairy-blue.com/7120/

「感情のジェットコースターから降りると、感情がなくなりますか?」

時々、いただく質問です。

いいえ、違います。感情はなくなりません。

詳しいことは最後にお話したいと思いますが、
まずは「感情のジェットコースター」について、順番にお話ししてみましょう。

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たとえば、Aさんが新しい洋服を買いに行ったとします。

暖かくなってきたことだし、春らしい明るい服を買おう、
楽しい春を過ごそう、と
とってもワクワクした気分で出かけました。

大好きなお店で、とても気に入った服を見つけます。
見ているだけで、幸せになってしまうような服です。
だけどサイズが合わなかったので、お店の人に自分のサイズが
あるかどうかを尋ねました。

そうしたら、それが最後の1点だということ。
とても悲しかったのですが、仕方なくあきらめて、
別の服を探すことにしました。

そうしたら、隣で服を見ていた人が、その服の、自分と同じサイズを
手にしているのです!

Aさんは別の服を買ってきたものの、モヤモヤがちっとも晴れません。

買った服もそれなりに気に入っているからそれでいいはずなのに、
何をそんなに引きずっているんだろう・・。

Aさんは、自分の感情を観察してみることにしました。

店員さんはどうしてきちんと調べてくれなかったのか・・という怒り
あのお客さんさえいなければ、私があの服を買えたのに・・という恨み
ウキウキした気分が台無しになってしまった・・という悲しみ。

そして何より、「別の服でもいいじゃない」と、いい人のふりをして
一生懸命自分をごまかしていたため、自分自身に裏切られたような気がしていたのです。

そこでAさんは、モヤモヤに
「洋服を他人に奪われた被害者意識」とラベルをつけて
ジェットコースターから降りました。

ラベルをつけると、理性的に判断できるようになるのでしょうね。
感情のジェットコースターから降りやすくなります。

そして、Aさんが降りてから気がついたこと・・
「私が買った服のほうが、私には似合ってる」
「こっちの服の方が色も明るいし、春を楽しく過ごせる気がする」
「彼が、この服はとってもいいねって言ってくれた」

結果オーライ、嫌な気分になる必要は、何もなかったことに気がついたのでした。

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感情のジェットコースターから降りた後は、次の段階に入ります。

Aさんが感じた「洋服を他人に奪われた被害者意識」の根っこには
何があったのでしょうか?

「店員さんが、親身になってくれなかった」
「店員さんは、もっと真剣に仕事をするべきだ」
「あの服は、私が最初に見つけたのだから、私のものになるはずだった」
「私さえ我慢すれば、店員さんも、あのお客さんも嫌な思いをしないで済む」

そんな、「~するべき」という思い込みが、自分自身を縛ってしまっていたのです。

人間は、相手や状況への期待が裏切られたとき、
怒り、恨み、悲しみ、悔しさなどの負の感情が出てきます。

エゴは自分が望むものと、現実とのギャップを許すことができないのです。

そして、そのベースにあるのは
「自分は疎外されているのではないか?」という恐怖です。

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「エゴの恐怖」を見つけることができました。

それでは、次の段階に入りましょう。
「エゴの恐怖に向き合う」ことです。

この時、感情のジェットコースターに乗ったままだと、ジェットコースターに
振り回されて、とても辛い思いをすることでしょう。

ですが、しっかりとジェットコースターから降りて、感情にラベルを
つけることができるようになっていれば、冷静に自分の感情を観察できると思います。

エゴの恐怖がなくなることはありません。
逃げることもできませんし、戦っても勝ち目はありません。

「ただ見る」ことができるだけです。
それが、たった1つの方法です。

エゴを見るということは、エゴに振り回されている自分を自覚することです。
エゴは本来、自分の「内なる神」のために働くものです。
それなのに、逆にあなたをエゴの奴隷としてしまっているのです。

それをしっかり把握して、エゴに振り回されないこと。
また、感情のジェットコースターに乗っているなと気づいたら
何度でも降りること。

そうすればあなたは内なる神とつながることができるようになり、
エゴはあなたの力となってくれることでしょう。

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2b

さて、それでは「感情のジェットコースターから降りると、感情がなくなるのか?」という質問に戻りましょう。

感情のジェットコースターから降りて、ラベルを貼る。
エゴを自覚して、振り回されなくなる。

その後に起こるのは・・

感情が残ったまま、私たちの本来の感受性が戻ってくるのです。

あなた自身が、心の奥で本当に求めているものが
見えるようになってくるのです。

Aさんの場合、欲しかったのは「あの服」ではなくて
「楽しく春を過ごせる服」だったのですよね。

それを既に買ってきたことに気づけるようになり、
楽しい時間を過ごせるようになるのです。

感情のジェットコースターから降りると、そこにはとても素晴らしい場所が
あったことが分かります。

繊細で、静かで、穏やかで、美しく、すべてが許されていて、
愛が溢れ、光に満ちて、内なる源泉とつながっている・・

それは、誰にでも、どんな人にでも開かれている場所なのです。

「感情」がなくなるわけではないのですが、
「感情」がその世界の素晴らしさに深みを出してくれるところなのですね。

実は、ジェットコースターよりも「この場所」の方が素晴らしかったことに
気づくでしょう。

時にはスリルを求めてジェットコースターに乗るのも楽しいものですが
24時間、常に乗っているものではないですよね。

あなたの内なる神が、存在している場所・・
そこに戻るだけなんです。

あまりにもあたりまえに存在している場所です。
あたりまえすぎて、見落としてしまっているんです。

大切にしてくださいね。