エゴ様は「妄想のお化け屋敷」が大好きです

妄想のお化け屋敷

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

「べテルの家」ってご存知ですか?
北海道浦河町にある、精神障害などを抱えた方たちが働き、暮らす共同体です。

友人たちに本やビデオを借りたり、片っ端からアマゾンで本を注文したりして
ずいぶん調べたことがありました。

ベテルの家に暮らしているのは、統合失調症とか、人格障害と呼ばれる方々です。
ですが、彼らの内面は、実は私たちの内面と、何の変わりもありません。

むしろ、障害を抱えている分だけ、私たちよりもしっかりと自分と向き合って
自分自身を生きようとしているのです。

そして、私や友人たちが頑張って取り組んできたことを
彼らは、さらっと楽しく実践しているんです。

本当に、素晴らしいことです。
なんだか嬉しくなって、光が見えたような気がしました。

今回は、そんな彼らについての本を読み進めるうちに、
ふと思いついたことを書いてみようと思います。
 
 
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 ◆「妄想」って何?

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日常的にも、気軽に使っている言葉ですよね。

私が言う「妄想」には、こんな意味があります。

・現実に起きていることを、事実を確かめずに勝手に信じて、決め込むこと
・誰でも持っているもの
・自分を極端に傷つけるか、極端におだてあげるか、両極にぶれるもの
・エゴ様の策略の一つ

たとえば、あなたが会社で上司に叱られたとします。
得意先に送ったはずの書類が届いていないというのです。

「おかしいな、ちゃんと送ったはずなのに・・」

そこで出てくる思考に注目してみましょう。

「そういえば、郵便局の人が冷たかったかも・・郵便屋さんがいじわるして、捨てちゃったんじゃないの?」
「向こうの会社で、誰かが渡してないんじゃないの?」
「その人、誰かに嫌われてて隠されちゃったんじゃないの?」
「受け取ったのに、こっちを困らせるためにわざと届いてないって言ってるとか・・」
「私と電話で話がしたくて、わざとなくしたフリをしているのかも・・」

自分で勝手に理由を考えて、現実離れしたことを考えてしまう。
これが、「妄想」です。

もしここで、
「あ、そういえば郵便局で少しかかるかもって言われた」と思い出すことが
できれば、あなたは妄想から現実に帰ることができるでしょう。

実は、これも「妄想」なのかもしれないんですけどね。
実際に郵便局に確認したわけではなく、自分で勝手に決めつけていることに
変わりはないですから。
 
 
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 ◆「妄想のお化け屋敷」から出てみましょう
 
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さて、ここで問題となってくることの一つが、「自分いじめ」です。
必要以上に、自分を傷つけすぎてしまう場合です。

「書類まで隠されちゃうなんて、本当に私って嫌われてる・・」
「郵便局の人まで、こんなひどいことをするなんて・・」
「上司もグルになって、私を会社から追い出そうとしているのかも・・」

ネガティブモードにいる場合、
そんな、思考の悪循環にハマってしまうことがあります。

専門的な治療を必要とする場合も多いのですが、
ここではご自身でコントロールできる「妄想」の対処方法について
考えてみましょう。

「感情のジェットコースターから降りる」時、
「事実」と「感情」を切り離すのと同じように、
「現実」と「妄想」を切り離すのです。

「妄想のお化け屋敷から出る」のです。

今回の場合も、「妄想」にラベルを貼ると、お化け屋敷から出やすくなると思います。

たとえば、「みんなが私をいじめるの~被害者意識」ラベルです。

このラベルをとってみれば、現実的な対応ができるようになるんです。

郵便局に配送状況を確認してみたり、
相手の会社で郵便を受け取った人に確認してみたり、
他の書類にまぎれていないかどうか、探してもらったり。

そうすれば、
郵便局の人が冷たかった責任 や
相手の会社が書類を受け取って、担当者まで届ける責任 や
担当者が書類を見落としているかもしれない責任
まで、自分で引き受けることはないことに気づくでしょう。

そして・・
そこまで、相手に気にしてほしかった自分に、ふと気づくこともあるでしょう。
傷つけられる方でもいいから、いじめられる方でもいいから、
誰かに相手にされたい、かまってほしい、気にかけてほしい・・

そんな「エゴ様」が、心の中で暴れている場合もあるんですよね。

あなたの場合は、どうですか?
 
 
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 ◆「妄想」から離れるためのエクササイズ
 
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「妄想のお化け屋敷」から出てみましょう
 
それでは、今回のエクササイズです。

今のあなたが考えていることを、一つひとつチェックしてみましょう。

「なんとなく気分が重い」「イライラする」「無意味にハッピー」など
感情が大きく動いている時がチャンスですが、
特になにもない時でもOKです。

たとえば、あなたが晩御飯の買い物にスーパーに行くまでの間には、
どんなことを考えているでしょうか?

『本当にもう、毎日面倒くさいなぁ・・』・・面倒くさがりお化け
『誰かが作ってくれたらいいのに』・・なまけ者お化け
『今月もピンチだし、お給料日まで乗り切れないかも・・』・・不安お化け

など、名前をつけてあげるといいですね。

そして、「現実に戻ります」とお化け屋敷から出て
ただ、スーパーに向かえばいいのです。

エゴ様って、このお化け屋敷がだーーーーーい好きなんです(;^_^A
出しても、出しても、また中に入ろうとします。

だから、どうしても中に入ろうとする子どもを引き戻すように
何度も何度も出してあげればいいだけです。

あまり真剣にならずに、気軽にさらっとやってみてくださいね。
 
 
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 ◆さいごに
 
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ベテルの家の話を読んでいて感じたことは、

「なんとなく日常をこなしてしまっている私たちのほうが、
 本当は危険なのかもしれない・・」

ということでした。

私たちは、起きている時間のほとんどを「思考」に支配されています。
そして、そのほとんどが「過去」か「未来」の「妄想」なんです。

今、現実に起きていることを考える時間は、とても少ないんですよね。

瞑想や呼吸法をする人たちがこんなに増えてきたのは
この「妄想」をどうにかしたい、と、人々が無意識に考え始めたから
なのかもしれません。

そして、瞑想や呼吸法は、「妄想」を手放すためには、本当に効果的なんです。

昔の出来事を思い出して怒りはじめたり、
未来への不安から、何も手につかなくなったり、
今やっている仕事よりも、次にやる仕事の段取りを考えすぎていたり、
自分のことよりも友人の心配をしていたり、
意味のない連想をしてみたり、
自分がどれだけダメな人間かを考えつづけていたり・・

心の中には、本当~~~にたくさんの「お化け」がいるんです。

だけど、「お化け」って実体がないものです。

「バイバイ」できれば、そこには何も残らないのです。

そして、自分をコントロールできるようになってくれば、
周囲にいる人たちのことも、よく分かるようになります。

上手につきあえるようになるので、楽しく、深い関係を築くことができるようになるんです。

困っている人や、苦しんでいる人たちに何をしてあげたらいいのかも
自然と分かってくるでしょう。

やっぱり、まずは自分から・・なんですよね。
「本当かな~・・」とか言っている間に、どんどん始めてしまったほうがいいんです。

人間は、自分が本当に辛い思い、苦しい思いをしないと、
自分を変えようとはしないものです。

だけど、とことんまで追い込まれる前に・・
さっさと始めてしまった方が、人生の無駄遣いを減らすことができますね。

ご紹介したエクササイズ、とりあえず試してみてくださいね。

そして、是非、結果を教えてください。