「十牛図」ふたたび

「十牛図」ふたたび

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

以前、十牛図についてご説明したことがあるのですが
今回はもう少し補足をしてみますね。

◆前回の記事はこちら
「十牛図」~人生の魔法地図

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

◆十牛図の各段階について

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

「十牛図」とは、私たちの「進化の螺旋」を十段階に分けて、
牛を探し、つかまえ、手に入れる、10枚の絵として表したものです。

私たちがこの人生で目指している成長のチャートみたいなものですね。
ですが、今の人生でどこまで辿りつけるかはあなた次第・・

途中までしか辿りつけずに、人生を終えてしまう人がほとんどです。

こちらのページで、画像を眺めながらご覧くださいね。
◆Wikipedia 十牛図

【1図:尋牛】
自分は何のために生まれてきたんだろう?
人生の目的は何だろう・・
「自分自身」について、考え始めます。
苦難、不運、病気、事故などのトラブルがあった時に、1図に入る人が
多いかもしれませんね。十牛図の第1ステップです。

【2図:見跡】
牛の足跡・・つまり、答えへ向かうためのヒントが見つかります。
宗教や人生論の本を読んでみたり、セミナーに参加してみたり、
いろいろな資格をとってみたり・・
「こちらに行けば、答えがつかめるかもしれない・・」ということが
何となく分かってきます。

【3図:見牛】
牛の姿を見つけることができました。
ですが、どうやってつかまえたらいいのかが分からない。
自分の中の闇や影が現れ、暴れ始めますが、つかまえることはなかなかできません。
理論や知識だけは増えていくのに、実践はまだまだ、という状態です。
いわゆる「頭でっかち」です。

【4図:得牛】
格闘の末、力づくで牛をつかまえることができました。
なんとか悟りらしきものが分かったものの、自分の影や闇とのバランスが
上手くとれずに、振り回されてしまいます。
この段階では、人生の苦難も頂点に達するでしょう。
頭の理解を超えて「腑に落ちる」体験もできますが、
あまりに辛い状況に、3図に戻ってしまう人も多いでしょう。

【5図:牧牛】
暴れていた牛を手なづけることができました。
自分自身の闇や影、エゴなどをしっかりと把握して
良い方向に使いこなすことができるようになります。
そして、たくさんのご褒美がやってきます。
人間関係、仕事、生活など、生きることがどんどん楽になってきます。

【6図:騎牛帰家】
牛に乗って、家に帰ります。
元の現実に戻るだけなのですが、以前とまったく違う目で
世の中を眺められるようになっています。
トラウマの克服、両親との和解など、深い受容や許しの体験をするでしょう。
「愛」が格段に強くなります。
人生の苦難すら、「喜び」と感じることができるようになるでしょう。

【7図:忘牛存人】
家で牛を飼っていることを忘れてしまうほど、牛が自然に存在している状態です。
自分自身の闇や影、エゴの存在はただそこにあり、
振り回されたり、苦しさを感じることはありません。

【8図:人牛倶忘】
牛だけでなく、自分自身の存在すらなくなってしまいます。
ここが「悟り」です。
「今、ここ」だけに存在できている状態です。

【9図:返本還源】
自分と自然、つまり自分と「内なる神」との一体感を感じることができます。
すべては「愛」であり、すべては「自分自身」である。
ワンネスの世界です。

【10図:入てん垂手】
町へ出て、子供と出会い、自分の体験を伝えて、次世代を悟りへと導きます。
キリストやブッダを想像すると分かりやすいでしょうか・・
人々を導く「師」となります。

4図と8図が大切だ、と何度かお伝えしてきましたね。
人生の難所です。

4図を超えられる人は本当に少ないそうなのです。
全体の5%と聞いたこともあるのですが、もっと少ないかもしれません。

また、この図はあくまでも「地図」ですから、
どの段階にいても良い、悪いということではないのですよね。
ですから人と比べたり、今いる自分の位置に落ち込んだりする必要はありません。

今の自分がどの位置にいるかを客観的に見て、しっかり把握すること。
そして、今できることを、精一杯やること。

自分のペースで、一歩ずつ進んでいけばいいのです。
4図を超えたとき、それが理解できることでしょう。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

◆影・闇って何?

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

それでは、「影」「闇」についても説明しておきますね。

「影」「闇」というと、とてもネガティブなイメージがありますが
実は、誰にでもあるものです。

光のあるところには、必ず暗い部分ができます。

私たちはいつでも、たくさんの選択肢の中から一つを選んでいます。
あなたが「より良い」行動を選んだとき、選ばれなかった行動は「影」「闇」となります。

人間は実は、一人ひとりが完全な存在ですから、
光の選択肢、影や闇の選択肢、
すべての選択肢を、誰もが持っているんですね。

たとえば、誰かにひどいことを言われたとき・・

「それでも相手を許そう」と思った自分は、「光」となります。

「許せない」「復讐してやりたい」「殺してやりたい」「呪ってやる」・・
こんな、選ばれなかった選択肢は「影」「闇」となります。

人々が負の感情を嫌うのは、自分の中にもそんな感情、そんな行動が
眠っているのを知っているからです。

痛み、怒り、苦しみ、妬み、恨み、悲しみ、哀れみ、etc..
人間はすべて「集合的無意識」という、有史以来のすべての人間たちの
歴史が記憶されているデータベースとつながっています。

ですから、「影」「闇」は、誰もが持っているし、理解できるものなのです。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

◆それじゃ、「エゴ」って何?

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

私たちは、実は誰もが「1つ」です。
1つの源から、すべての人間、すべての存在たちが生まれています。

ですが、この3次元で生きるためには、それでは「学び」が起きません。
ですから、「エゴ」が自分と他人とを「分けて」くれるのです。
成長のための道具です。

ですがこの道具は、あまりにも頻繁に暴走してしまいます。
私たちの日常の90%くらい、支配されているかもしれません。

「分離感からくる恐怖」を生み出す元でもありますので、
孤独、不安、怒り、悲しみ、憎しみ、優越感、劣等感、誇大妄想、
自己卑下、完璧主義・・

この世界を生きていくには、あまりにも辛すぎるさまざまな感情や思考を
生み出す元となります。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

◆「影」「闇」「エゴ」を超えて、4図を超える

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

この十牛図は、1図に入れた人から役に立ってくるものです。
1図に入れていない人には、まったく役に立たないものでしょう。

そして3図までは割と順調に行くのですが、4図を超えるのが本当に難しいのです。

それでは、4図を超えるときに大切なことをまとめてみますね。

(1)影・闇を消そうとしない

影・闇はあなたを成長させてくれる、とても大切なものです。
宝物なのです。
辛く、苦しい経験もたくさん与えてきますが、
なくしてしまおうとするのではなく、認めて、受け入れることです。

(2)一人でやらない、秘密にしない

人生の迷路はあまりにも複雑すぎて、さまざまなトラップも仕掛けられています。
できるだけ信頼できる方に相談してみましょう。
また、探求の過程で、人とのつながりも濃厚になってきます。

(3)苦労したから大丈夫!・・ではない

あなたがどれだけ苦しんで、辛い思いをしてきたとしても
実は4図を超えることはできません。
我慢や忍耐は答えではないのです。
4図を超えるためには、「影・闇・エゴ」を受け入れることです。

(4)他人の人生に口を出さない

あなたが学んでいく課程で、他の人の影や闇もよく見えるようになるでしょう。
そして、教えてあげたり、直したくなったりするでしょう。
ですが、それはあくまでも、その人本人の学びです。
あなたは、あなた自身の「影」や「闇」と向き合うべきです。

(5)急ぎすぎない

あなたが持っている人生のテーマが深いほど、乗り越えるのが難しくなります。
何度も何度も、繰り返し同じ困難がやってくることもあるでしょう。
その時に、無理をして一気に超えようとしないこと。
少しずつ練習を重ねて、少しずつ成長していけばいいのです。

(6)頭だけでは超えられない

どれだけ知識を増やしても、「腑に落ちる」経験がなければ
4図を超えることができません。
しかし、地道な努力を続けていれば、自然と「腑に落ちる」時はやってきます。
その時がくれば、「ああ、これか・・」と身体で分かることでしょう。
頭だけで考えすぎないことです。

(7)ヒーリングを受ければ大丈夫!・・ではない

エネルギーワークやヒーリングは、あなたの成長をサポートしてくれるものです。
ですが、あくまでも4図を超えるのは、あなた自身の力です。
4図を超えるためには、「身体」「こころ」「魂」が三位一体となる必要があります。
エネルギーワークで8図の体験をすることもありますが、
それは一時的なことです。
すぐに元に戻ってしまいますので、やはり地道に4図を超えていくことが
大切だと思います。

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

◆4図を超える時に起こること

☆。.:*.。…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─….*:゜。☆

4図を超える時に起こること

4図を超えるのは、本当に辛いです。
自分自身の影や闇と、真正面から向き合うことになります。

自分自身の嫌な部分、嫌いな部分がどんどん出てきます。
落ち込んだり、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

自分や周囲の人々を痛めつけることもあるでしょう。
麻薬、タバコ、アルコール中毒、恋愛依存、現実逃避、暴力、
美食、過食、拒食、引きこもり、うつ、責任転嫁、etc..

ですが徹底的に自分と向き合っていくと、最後には
「こんな自分自身でも、認めて、受け入れるしかない・・」と
あきらめ、観念する時がやってきます。

その時、あなたは自分自身だけでなく、周囲の人々のことも
「ありのまま」で受け入れることができるようになるでしょう。

嫌なやつだけど、そこもいい。
とっても嫌いだけど、それもまた面白い。

これは、光だけでは決して味わえない体験なのですよね。
4図超えのクライマックスです。

その時、自分がどれだけ素晴らしい世界にいたかが分かると思います。

頑張って4図を超えて、是非、体験してみてくださいね。