ストックデールの逆説をご存知ですか

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

トラブルの真ん中にいる時

トラブルの真ん中にいる時には、何が起こっているのかさえ分からなくなることがあります。
辛くて苦しくて、進んでいるのか、はたまた下がっているのかさえ
分からなくなることもあります。
そもそも自分自身のことは見えにくいですからね・・・。

孤立している感じがどんどん強くなり、
なくしたものに執着して辛い思いをする。
何がダメだったのか、今からどうしたらいいのか・・・
堂々巡りに陥ります。

本当に辛いと思います。

ここで話題が変わりますが、
私は最近よくビジネス書を読みます。
ビジネス書って意外に面白いのですよ。
著者の中には、三次元の知恵とスピリチュアルなことの融合に
トライしている人もいます。

今日はある本から「ストックデールの逆説」というのをご紹介します。

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 ◆「ストックデールの逆説」
 
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ベトナム戦争の最盛期に「ハノイ・ヒルトン」と呼ばれた捕虜収容所で、
最高位のアメリカ軍人だった人物、ジム・ストックデール将軍。

1965年から73年まで8年間も捕虜として生活をし、
20回以上にわたって拷問を受け、捕虜が持つ権利を認められず、
釈放されるかどうかも分からないまま、
家族に再び会えるかどうかも分からない状態で生き抜いた人です。

彼はのちに、生き残った秘訣をこのように語っています。

  「わたしは自分に訪れる結末について、確信を持っていた。
   ここから出られるだけでなく、最後にはきっと勝利を収めて、
   この経験を人生の決定的な出来事にし、あれほど貴重な体験は
   なかったと語れるようにすると」

逆に「その状況に耐えられなかったのは、どういう人でしたか」
という問いに対する彼の答えは、

「それは簡単に答えられる。楽観主義者だ」。
彼はさらに、

「そう、クリスマスまでには出られると孝える人たちだ。
クリスマスが近づき、そして終わる。

そうすると、復活祭までには出られると考える。
そして復活祭が近づき、終わる。

次は感謝祭、そして次はまたクリスマス。
そして、失望だらけの中、死んでいく」

と続けました。

  「これはきわめて重要な教訓だ。
   最後には必ず勝つという確信、これを失ったら終わりだ。
   しかし、この確信と、それがどんなものであるとしても、
   自分がおかれている現実の中で一番厳しい事実を直視する規律とを
   同じように思ってはいけない」

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 ◆楽観主義者がダメだった理由
 
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私は常々、ポジティブシンキングはダメだ、と感じていました。
この文章は、それを見事に、しかも分かりやすく表現してくれています。

この文章の半ばにある4行
「わたしは自分に訪れる結末について、確信を持っていた。
 ここから出られるだけでなく、最後にはきっと勝利を収めて、
 この経験を人生の決定的な出来事にし、あれほど貴重な体験は
 なかったと語れるようにすると」

そして最後の5行は、
「これはきわめて重要な教訓だ。
 最後には必ず勝つという確信、これを失ったら終わりだ。
 しかし、この確信と、それがどんなものであるとしても、
 自分がおかれている現実の中で一番厳しい事実を直視する規律とを
 同じように思ってはいけない」

これらの内容は、辛い状況に耐えていたり、困難に見舞われていたりする方に
とても役に立つと思います。

なぜ楽観主義、ポジティブシンキングがダメなのか、
私なりに考えてみたのですが、
(あくまでこの例の中で、です)
楽観主義者の考え方は、受け身なのです。。
ある時期が来たらなんとかなる、
という根拠のない期待をし、そこに希望を見いだしているわけなのです。

それに比べてストックデール将軍は、
「あれほど貴重な体験はなかったと語れるようにする」
という強い意志と前向きな積極性がありました。

現実を受け入れるのは、強くないとできないことです。
現実を受け入れ、結末を確信できれば
与えられた状況から学び、成長し、そして
あなたが必要とする未来を手に入れることができるのです。

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 ◆孤独感、そして許すこと、繋がるという感覚
 
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繋がり感覚を取り戻す

トラブルの真ん中にいる時には、何が起こっているのかさえ分からなくなることがあります。
辛くて苦しくて、進んでいるのか、はたまた下がっているのかさえ
分からなくなったとき。
家族も友達もいるのに妙に孤独に感じるとき、
なくした物に対する執着が消えないとき、

そんな事は誰にでもあることです。

私たちが困難やトラブルに陥っている時には、必ず大きな学びがあります。
これは、天が私たちにくれたギフトです。

私はいろいろな方のカウンセリングをしてきましたが、
不思議と共通していることがあります。

孤独が拭い去れない時、私たちは世界のいろんなものと繋がっている、
というその間隔を忘れてしまっています。
動植物などの自然界だけではなく、
身近にある生活のための小道具や、
家族や友達、職場の人たち、
あらゆるものや人とちゃんと繋がっているのに、
この世ではなかなかそれが実感できないのです。

特に、何かトラブルがあった時にはなおのこと、
自分がこの世界でたった独りの生存者になったような気がするかもしれません。

その状態から抜け出して、
大事なものや人と繋がっている感覚をもっと深め、
起こっていることから学びを得るためには、

「許す」

ということが効果的なのです。

今、トラブルの真っただ中にいる自分を許す。
傷つき、苦しむ自分を許す。
自分に害を与えているであろう相手を許す。
起こってしまった現実と向き合い、受け入れることで許す。
こんなこと許せない、と感じる自分をも許す。

これを徹底して行ってください。
声にだし、何度でも言ってください。

このエクササイズを続けていくと、だんだん楽になります。
何をしても消えない孤独感がじわじわ薄くなっていきます。
そして、失っていたつながるという感覚が戻ってきます。

「許す」
「孤独感が減る」
「繋がり感覚が増える」

この3つは同時進行です。
エクササイズをやれば、必ずそうなるようになっています。

エクササイズを一生懸命やれば、早くて1週間、遅くても数か月で効果を感じることが
できるようになります。
やらなければ、いつまでも苦しむかもしれません。

孤独を感じるということは、人の運命とも言えます。
宿命、と書いて、運命と書き直したのですが、
宿命に近いくらい、人とのかかわりは深いように感じます。
孤独を感じなくなるまでの道のりは長い長いものですが、
いつか消えます。
つながるという感覚を取り戻すと、だんだん薄くなっていきます。
きっとです。

あなたがもし今辛い状態にあるのなら、
「許す」エクササイズをしてください。
今起きている目の前のことを素直に受け入れ、許すのです。
きっと楽になります。

あなたも、受け入れがたい現実を受け入れて初めて、
「あれほど貴重な体験はなかったと語れるようにする」
と心に決めることができます。

それができたらこっちのものです。
もう大丈夫、大きなハードルは超えたも同然です!