あなたの中の「ケアギヴァー」

みなさん、こんにちは。
先週は、どちらかというと男性的なアーキタイプとして戦士を取り上げましたが

それに対応する女性的なアーキタイプについても
お話をさせていただきたいと思います。

それは「ケアギヴァー」です。

これは「ヒーラー」や「レスキュー」などを現す、アーキタイプの総称です。

映画などでもよくありますが
誰かが傷つけられてしまったとき

男性は、相手に仕返しをするために戦いに出かけていくことがありますが

残された女性は、まず、傷ついてしまった人の手当・ケアをしようとする傾向にあります。

「ケアギヴァー」は、こうして「戦士」とセットになって登場することが多いのですが

一見すると対照的で、とても面白いですね。


「戦士」は、強者が生き残る世界を生きています。
現状を否定し、戦い、変えていくことによって、生き易い世界をつくろうとします。

でも「ケアギヴァー」は、まず、傷ついた弱者を助け、生き残らせることを考えます。

現状にNOを突きつけるのではなく、まず現状にYESを言うことで
敵だろうが、味方だろうが、必要なケアをしようとします。
「ケアギヴァー」は、ケアをすることで、現実を変えようとします。

指を切って考えたこと

そういう生き方があるのか!と思ってから
なんだか私は、嬉しくなりましたヾ(^∇^)♪




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 ◆ケアギヴァーも成長する
 
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もし、対人援助、支援の仕事に就こうとしている方がいらっしゃれば
ぜひ一緒に考えてみて欲しいのです。

援助職というのは、医者、看護師、ヒーラー、鍼灸師、マッサージ師、エステシャン、
アロマセラピスト、整体師、カウンセラー、セラピスト…
などを業とする人たちのことをイメージしています。

ケアギヴァーは、こうして他者をケアし、援助する属性ですが、
これも戦士と同じで、最初から完成された型があるわけでなく、やはり成長していく段階があるように思えてきたのです。


これは、以前にも書いたことですが
ケアは実は、とても難しいことなのです。
ケアギヴァーとなる人が
、実は、他者のためでなく、自分のためにその人をケアしてしまうことは、よくあることです。

ケアがなければ生きられない人を作り出し共依存にはまってしまったり

ケアすることで起きた問題から、逃げてしまうことがありえます。

逆に、ケアすることで、自分の全てを投げ捨ててしまい、自分が犠牲になり、結果的にケアが続かなくなることもあるでしょう。

ケアと恋愛を勘違いする、されることもありえます。
このあたりの事は以前に
私も、かなり厳しく書いたことがありますが
ケアギヴァーの影の部分と言えます。

ケアギヴァーの段階に「入門」があるとすれば

まず、自分自身をケアすることと、誰かをケアすることの異なりを理解し、バランスをとることが求められるでしょう。
目の前の誰かを助けたい、助けなければいけないと考えるのは悪いことではありませんが

最初はついつい、自分を犠牲にして、すり減らせてしまうことがあります。
そうすると、最後には、自分も、ケアしていた相手も、共倒れになってしまいます。

あるいは、自分自身の隙間を埋めるため、自分を満足させるために、相手をケアしてしまうこともありえます。

自分を満足させるためのケアは、共依存を生み、相手が自立していくことを阻んでしまいます。

自分自身を十分にケアすることを学んだケアギヴァーは
次は、他者をケアすることで、自分も向上し、豊かになれることに気づくようになります。

単なる、かわいそう、ケアしなければいけない、ではなく
強さのある、落ち着いた愛を身につけることができます。

そしてさらにレベルアップすると
仕事の領域や、周りの人間に対するケアだけではなく、動植物や地球に対しても、ケアの心で接することができるようになります。

ケアし、責任を持とうとします。

そのための仲間づくり、コミュニティづくりに発展することもあるでしょう。
マザーテレサのイメージです(*^_^*) 



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 ◆あなたのケアは、どこに向かっていますか?
 
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ケアに関わる心は
男性でも、女性にも備わっているもので
どちらにも、ケアギヴァーのアーキタイプを持っている方が少なくありません。

ケアなんて、自分には関係ない、と思っている人も、ぜひ考えてみて欲しいのです。

自分の中にいるケアギヴァーは、いま、どんな形で表現されているのか。
これから、どう表現していきたいのかを。

いつも書いていることですが
いま、現時点で、アナタのケアギヴァーとしての現実がどうであれ
そこからスタートさせれば充分なのです。
常に自分の立ち位置を出発点とし
手にした地図を辿っていけば、必ず、いまより、良い場所にたどり着けるはずなのです。

もし、自分のなかで、ケアギヴァーの影の部分が
動いているのを感じるとすれば
少しづつ、地図をたどりながら、ゆっくりと光に変えていけば良いのです。

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 ◆ケアギヴァーの影に陥らないためには
 
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「戦士」の攻撃性が、ネガティブに働いた場合は、他人を直接に傷つける直接的で粗野なものとして現れますが
「ケアギヴァー」の影は、さらに複雑なものです。
戦士の攻撃性を「共依存」という形で、さらに助長することが考えられます。

例えとしては、アルコール中毒者と、その環境をイメージすればよいかもしれません。
アルコール中毒者は、自分をいつも気にかけてケアしてくれるケアギヴァーの存在を前提にしながら
いつまでもアル中を続けてしまうかもしれません。
また、ケアギヴァーの方も、いつも自分が必要とされることに、自分の存在意義があるような気がしてきます。
そうなると、アルコール中毒者が、もし元気になって、イキイキと自立してしまえば、
自分を必要としてくれる人がいなくなるので、治ることを心のどこかで否定してしまいます。

本来、光のケアギヴァーならば、自分がいなくても相手がちゃんと自立し、生きていくために、ケアを行うはずなのに…です。

お互いに、一人では生きていけませんので
他者を必要とするのは当たり前ですが
必要とされること、頼られることに自分のアイデンティティを持ってしまうと
相手の為ではなく、
いつの間にか、自分の心の安定のために、相手をケアすることになってしまいます。
この互いに息苦しい、抜け出せない状態は、ケアギヴァーにありがちな共依存関係と言えるでしょう。

あるいは、常に自分を犠牲にしてケアをしていると意識する人は
いくらやっても相手に感謝されない、逆に迷惑がられることに腹を立てるかもしれませんし

相手からの感謝を期待することで、当初のケアの目的を、忘れてしまうこともあるでしょう。

もうひとつ、ケアギヴァーの言動は
自分自身の不全感とも関係があるはずです。

子ども時代に自分があまりケアされた経験がなかったために
自分がして欲しかったこと、今でも自分がして欲しいと思っていることを、そのまま他者に行おうとしてしまうのです。

自分がケアや愛に飢えていることに無自覚で
相手のケアのことばかり考えてしまうと
簡単なことがとても難しく感じたり
共依存関係や、見返りを求めることにもなってしまいます。

自分が泳げないにも関わらず
他人を助けようとするより
多小なりとも泳げるようになっていたほうが

溺れている人を助けられる可能性が高まってくるでしょう。
まず、自分自身をケアし、癒すことです。
落ち着いて、満たされた状態で
他者のケアにあたることは、とても重要なことです。

満たされることを避けていると
今度は、自己犠牲の中毒になってしまうことも考えられます。

いつも自分を犠牲にして、誰かに尽くすことに喜びを見いだしてしまいます。

「自分を犠牲にしている」ことでしか、生きていること、満たされていることが実感できない状況は
とても苦しいものです。




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 ◆ケアされる経験を持つこと
 
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自分自身をケアすることに、遠慮したり、躊躇することはありません。

まず、傷ついたインナーチャイルドを癒し
充分な愛で満たすために
自分のなかのケアギヴァーを活かすのです。

もし、自分でケアギヴァーの影にはまっていて
「共依存」傾向になりやすい自分を発見できているとすれば

これも遠慮することなく
専門家の助けを借りながら、ゆっくり、自分をケアすることも必要です。
カウンセラーや医師の力を借りながら、ケアを受けるのです。

自分で苦しい思いをしたケアギヴァーが
それを癒すことができれば
あなたはきっと、優秀な「ケアギヴァー」になれるはずです。

自分が苦しみ、癒されてきた経験を持っているからこそ
他者をも癒すことができるようになります。

溺れている人を助けたいと思うとき、自分で泳げなければいけないのは当然ですが

ただ知識があるだけでは不完全でしょう。

アナタが体験として、苦しみ、癒されてきたことが、他人の助けになります。

ケアの経験

だからこそ
まず、しっかり自分をケアすること、ケアされる経験をすることが大切です。

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 ◆アーキタイプを育てよう
 
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「戦士」と「ケアギヴァー」は、相反するものに見えますが
どちらもアナタの中に、あるはずです。

それぞれの場面で、どちらかのアーキタイプが働いているはずなのです。
もちろん、どちらが働いていても、良いのです。

ただ、どんな風に自分のなかの「戦士」が、「ケアギヴァー」が働いているのか
少し感じてみて欲しいのです。

アーキタイプに振り回されてしまうのではなく

使いこなせるようになっていきましょう。


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