個性とクセより

昨日は、一人さんのお話から、
腕力の時代、家柄の時代、学歴の時代、個性の時代、人柄の時代へと変化してきたことを受け
私なりの考えを述べさせていただきました。

今回はそこから連想して
個性とかクセの事を書いてみました。
すると、やはり…、個性の時代から人柄の時代へと移行する過程が見えてきました。
その上、エナジー心理学の根源にまで触れられたような気がして
とても深い喜びが得られました。

一人さんは感謝していればいい、と
おっしゃいましたが
なにせ、難しい事をあれこれ、考えてしまう私は
やはり、あれこれ考えました(^_^)v

感謝しているだけでは物足りない方、
ちょっと深く考えてみたい方
気づきに繋がるヒントの欲しい方は
ぜひ、読んでいただければ嬉しいです。

振り返り

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 ◆個性とクセはどう違う?
 
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個性という言葉は、様々な使われ方をしています。
試しに、いろいろ検索してみたら、個性とは、

・個人を個人たらしめる特徴である。

ということが、書かれていました。
これは私も同感です。
最近では、身体的な障害、精神的障害をも個性に含めて
考えることさえ、出ているようです。

でも、個性とちょっと似た感じのするものに「クセ」があります。
クセと個性の違いはと言うと、

クセとは

・無意識に出てしまう偏った好みや傾向

を指していると思われます。

クセという言葉で私が連想するのは
反応のパターンだということです。

何かがあるといつも、こう考える、こう感じる、こう行動する、という、
無意識にしてしまう、その人の持つ反応のパターンって、ありますね。

ある人は、煙草を吸っている人を見ると同時に怒りが湧いたり、
誰かが怒られているのを見ると
まるで自分が怒られているような気持ちで怖くなったり
外向的な人を見ると劣等感に襲われたり
という、決まった反応のパターン、いつもそうなってしまう行動パターンです。

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 ◆それでも、残ったもの
 
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エナジー心理学的の考えでは
こういった反応パターンのクセは、個性ではないとされます。
これは、無意識の領域の何かが浮上していて、
本人を支配している状態です。

この状態に至っても、無意識が何を伝えたがっているのかを意識して受け取ると
そのパターンは繰り返さなくなります。
そして一つ成長の階段を上がる事ができます。
人生が楽になって、人間関係や様々な場面に深い変化(別なパターン)が起きてきます。

以前に、坂東玉三郎さんのインタビュー番組を見たのですが
彼は舞いを指導する時、その人のクセを徹底的にそぎ落とすのだそうです。
そぎ落として、そぎ落として、でも、落としきれずに
その人の中から立ち上がってくる何かがあって
それを坂東さんは、その人の個性と捉えるそうです。

私も同感です。
個性とは、そぎ落としてもなくならないもので、
内側からにじみ出ざるを得ない、何かだと感じています。

しかし、エナジー心理学的に「クセをそぎ落とす」にはどうしたらいいと
考えるのでしょうか

この、エナジー心理学の大前提があります。

・他人は変えられない、変えようとしてはいけない

です。
変えられない他人を変えようとすることを
「支配・コントロール」と言います。
自分の思い通りに他人を動かす事です。

なので、最終的には
他人のクセ=反応パターンは受容するしかありません。
それが自分にとって苦痛ならば、何か工夫が必要になります。
思い切って「それは自分にとって苦痛なので、なんとかしてもらえませんか」
と言ってもいいかもしれませんし
自分がそれに巻き込まれないような対策を立ててもいいかもしれません。

こちらが自分の意見を言おうとしただけで
怒鳴り出すクセのある人がいたとして
その人を怒らせないように、あの手この手を使うのは「支配・コントロール」かもしれません。

でも
「私はあなたに怒鳴られると、とても辛い気持ちになります。」
と伝えることは、支配・コントロールとは少し違います。
こちらの要望も添えてもいいですね。
「私はあなたにただ、自分の気持ちを伝えたいだけなので、
静かに、耳を傾けていただく事は出来ませんか?」
と言えるかもしれません。

苦痛な事から逃げて自分の殻に閉じこもる
という反応パターンを持っている子供がいます。
親は何とかしたいと思い、外に出て動いて欲しいので、
あれこれ刺激をしたりします。

こう言えば活発になるかもしれない、
ああすれば外に出る気になるかもしれない、
と思い、行動したりするのは「支配・コントロール」しようとしている状態です。

「私は、あなたがずっと家にいて閉じこもっているのを見ていると、とても不安になってくるの。親としてこのままでいいんだろうか…とか、これからどうやって生きていくのだろうか…とか、いろいろ心配してしまう」
とストレートに話しが出来たほうが
良いような気がします。

そして
「私の安心のために、一緒に○○に行ってくれないかしら?」
とお願いすることも、できるようになるかもしれません。

確かに、相手がどんな反応をするのかは分かりませんが、
これこそ「アイメッセージ」です。

アイメッセージを使うと
相手にこちらの想いが伝わりやすいです。
案外こちらの要望に応えてくれたりします。

でも、イエスの反応をもらうためだけに
アイメッセージを使ったとしたら
そのことに相手は気づき
その「支配・コントロール」の匂いを嗅ぎ取って
嫌な顔をするでしょう。

自分の要望を伝える事と、相手を支配する事とは全く別のエネルギーに
なるのです。

チャクラで言うと、第三チャクラが安定していれば
アイメッセージを使うのがそんなに難しくはないと思います。

アイメッセージ

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 ◆自分をどう受容するか
 
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自分のクセ=反応パターンは、なかなか気づけないものです。
「ああ、私はいつもこういう反応をしているんだ…」と気づけたら、
それだけで凄いことです。

自分だけでは気づかず
子どもやパートナーから色々言われたり
ケンカになったりして気づかされる場合も多いでしょう。
ハッキリ言えなくて、問題行動などでサインを出す人もいます。
とにかく、何か痛い思いをした時こそ
自分を振り返る大チャンスです。

無意識の反応パターンに気づいたら、
まずはそれを受容することです。
ああ、私はずっとずっとこういう反応をしてきたんだ…
と感じるだけでいいのです。

でも、これが難しい方がとても多いです。
感じるだけではなく
そういう反応パターンをしてきた自分を許せない、と考えがちです。

でも、これもエナジー心理学の大前提の一つです。

事実はまず、ハートで受け入れる
以外にありません。

十分に受け入れることを拒否したまま
対策を立てる方がいるのですが
頭で理解する事と、ハートで受容する事は、全く違っています。

その事実を、まず、ハートで受け入れてください。

例えば、都合が悪くなると泣き落としをして
自分の思い通りに事を動かしていた事に気づいたら、
ああ、私はずっとこういう手を使って人をコントロールしてきたんだわ…
私は涙もろい、気の小さい人ではなくて、
泣き落としで人をコントロールする天才だったんだわ…

と思えば
そのときは、自己イメージがガラガラと音を立てて崩れ落ちるかもしれません。
内的には大きな変化がすでに起きています。

最初、気づきはいつも痛みを伴いますが
その後には爽やかな風が吹くはずです。
人として成長できそうだ、という魂の最大の喜びを味わえるからです。

だから、気づきのチャンスを逃さずに掴んでください。

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 ◆人柄の時代をちゃんと生きる
 
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このような気づきを得た後に
いい人だったはずの自分の自己イメージが変わり
案外、腹黒いかもしれないことに気づいていく場合
上にも書きましたが、痛みを伴います。
でも、最初の痛みをも受容していく事で
私たちは、そこでようやく「人柄の時代」に移行する事が出来るのです。

時代のエネルギーが変わったら、私も自動的に人柄の時代を生きられる!
と思ったら大間違いでしょう。

時代とエネルギーの後押しはあるものの、
誰かに代わって気づいてもらう事は出来ない以上
誰かに代わって成長させてもらう事も出来ません。
自分の人生、自分の人格は自分で気づきながら
なんとかするしかありません。

これもエナジー心理学の大前提の一つだと思います。

自分の人生・人格は自分でなんとかするしかない。
誰も代わってくれない。

いわゆる「いい人」が「人柄がいい人」ということでもありません。
「いい人」を演じている人は、本人の魂も苦しいし、
ひょっとすると、周りには迷惑だったりするのもあるかもしれません。

クセをそぎ落として素のあなたに戻ったとき
それでも、否応なく輝いているのがあなたの「個性」です。
あなたがあなたの個性を輝かせている時、
あなたは初めて、「人柄の時代」を、自ずから生きているのだと思います。