察してもらえない…?

みなさん、おはようございます

今、ものすごいスピードで時代、つまり、ものの考え方が変化しつつあるので
相手の気持ちや好みを「察する」ことは不可能です。
なんでも、じっさいに聞いてみないとわかりません

人の気持ち考えは、聞いてみなければわからない。
逆に言えば、自分の気持ち考えは、言わなければ伝わりません。

これもエナジー心理学の基本です。

でも、私たち日本人のDNAに組み込まれた行動パターンがあるようで
そういっても、簡単にコミュニケーションが上手になったりしないのです。

古事記のセミナーを今度やるので、あらためて読み直しているのですが、
いま読んでも、なるほど!と思えます。

結論だけ言いますと、
「自分の意志で何かをする」より
「なんとなくそうなった…」ことを
むしろ好むのが、我々だということです。

相手の意志を確かめて、自分の思いも伝えて、
話し合いをして、落としどころを探る
という西洋型のコミュニケーションは、苦手です。

明治以降に西洋の文化が入ってきて、
自我とか自立とかいう事をがんばって身に着けようとしましたが
どこまでいっても「日本的」でしかありませんでした。

DNAに組み込まれている事は、無意識であり
意識しない限り、なかなか変えられません。

というわけで今回は、私たちの使う言葉のパターンから
コミュニケーションのパターンを考えてみました。
そして、それを変えたいと思う方のためには、その方法をお伝えします。

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 ◆間接の指示?
 
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先日、回転寿司に行きました。
そこはレーンが二つあり、お客様の数が減ってくるとレーンを一つにします。
私たちが入った頃には
丁度、レーンを一つにする所でした。

そして、人数が多い方のレーンに案内されて座っていると、
中でお寿司を握っている女性が、休止するレーンに居る仲間に向かって、
「そちらのネタをこちらにもらっちゃってもいいですか?」と言いました。

これは状況的に、絶対にノーが帰ってこない内容です。
なのに、間接的な言い方になっています。
しかも質問の形です。
このしゃべり方は、私たちの中で、ここ数年で急速に増えました。

同じ事をもっと直接的に言うことも出来ますよね。
「そちらのネタはこちらで使うので、下さい」
「そちらのネタはもう、こちらにもらっていいですよね」
とか。

「そちらのネタをこちらにもらっちゃってもいいですか?」は
「許可」をお願いしている言い方です。
「そちらのネタはこちらで使うので、下さい」は
相手に「指示」をしています。
「そちらのネタはもう、こちらにもらっていいですよね」は
「確認」ですが
とはいいつつ「よかったらそれをこちらに下さい」という「お願い」が入っています。

似たような言葉ですが、全然違うエネルギーが発されているのですね

で、休止のレーンにいる人が察する能力が高い場合には、
動いているレーンの人は、
「こちらのネタが不足ぎみなんですよね」と「事実」を言うと、
気を利かせて相手が持ってきてくれます。
それが、いわゆる今までの日本人です。

ところが察する能力が低かったり
察しが難しい状況だと「ああそうですか」で終わるかもしれません。

依頼

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 ◆無意識にやっていること
 
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で、あなたは何か相手に要求がある時、どの言い方をしていますか?
場面や立場でも変わりそうですね。
上司が部下に仕事を依頼する時と、
自分の上司に何かをしてもらいたいと思う時と、
ニュアンスも変わるでしょう。
使い分けているかもしれません。

無意識に自分がしていた会話を
少し思い出してください。
そして、今、自分がどんな話し方をしているのか、に意識的になってください。

・指示タイプ
確認+お願いタイプ
許可タイプ
事実+察してもらうタイプ

のなかで、日本人のDNAに染みこんでいるのは、
「事実+察してもらう」です。

察してもらえないと、察してもらえそうな言葉をあれこれ考えますが
それでもダメだと「我慢」してしまいます。

日本人のコミュニケーションの方法は、
相手の反応や行動が自分にとって
迷惑だったり苦痛だったりする時に
我慢に我慢を重ねて
でも、どうしても我慢しきれなくなった時だけ
相手に話す事が多いように思います。

その時、それは「最終通告」になってしまいます。
イメージ的には、決死の覚悟で、特攻隊のような意気込みで言い出します。

なので、それで決裂して関係がおしまいになる、というのもよくある事ですね。
そこから話し合う、というのがとても下手なのです。

西洋ではこうではないようです。
まずは、自分の意見を言う。
相手も意見を言う。
そこから妥協点や新たな方法を考えていくという順序です。
つまりそこが出発点になるのです。

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 ◆察しの文化
 
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というわけで、日本人は自分の意見を言うのが下手です。
出来る限り自分の意見を言わないで済む方法を考え
なんとなく事が、自分の都合のいいように治まるのが一番好きです。

「自分の意志で、何かをする」
のではなくて、
「なんとなくいつのまにかそうなった」のが好きだし
それを待っているようにも思えます。

ここ数年の時代の変化、文化の変化のスピードはものすごいです。
これだけ急激に変化が起きると「察する」のはもう不可能だとさえ言えます。
同じ感性の者同士の間でなら、なんとか通用するかもしれないけれど、
「相手に察してもらうのは無理、相手を察するのは無理」から
出発したほうが、正しいような気がします。

最近の調べによると、男性の半分は、洋式トイレを座って使うそうです。
そして男性がブラジャーをする時代になったし、
女性も「特に結婚する理由がない」から一生独身という人が増えています。
こういうとき、少し年齢が離れていたり、固定観念があると
そういう相手の感覚が決定的に分らないことでしょう。

相手の気持ちや要求を察する事が出来る、とはもう考えない方がいいです。
相手が自分の都合のいいように、こちらの気持ちを察してくれる、とも
期待しないほうがいいでしょう。

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 ◆聞くことでしか、わからない
 
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だからこそ、工夫が必要だし
予測に基づいた行動が、外れやすくなってきているのです。

これはもう、聞くしかありません。
イヤな事は「NO」と言うしかありません。

でもそれは私たちのDNAの中にはないので
難しいのです。
ないものは学べばいいですね。
学んで使えるツールにしましょう。

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 ◆言えない、にも理由がある
 
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一番こころの影が出やすい場面は

肝心な事が聞けない。
「それは出来ません」と言えない。

という状況かと思います。

言えない聞けない時には
これまでの記事の繰り返しになりますが

1、実は言いたくない(勝ち気or我慢が好き)
2、目上なので言いにくい
3、相手がものすごく強引な自己中で聞く耳を持たないし通じない
4、相手が怒りっぽいので怖い
5、相手が善意なので言いにくい
6、それを言った時に相手にどう思われるかが不安

というような理由が考えられます。

この中で「実は言いたくない」の「勝ち気」の場合には、
辛くても言わない、絶対に言わない、ということになってしまいますね。
出来ないとは死んでも言わない、とか、
どんな事があっても自分の弱みは見せない
とか決心している方は、可能な限り、それを続けるしかないのだと思います。

自分で自分のクビを締める事になるかもしれませんが
自分のクビを自分で締める方がマシ、なのだとしたら、続けるしかないです。
相手にそれを利用されている可能性さえありますが
それでも、自分が納得するところまでは。

これはなかなか辛いのですが、こういう方の能力値はかなり高くなります。
どんな要求にも応え
絶対に負けない、と歯を食いしばってやるでしょうから、
質も量も素晴らしい仕事をこなします。

ただ、それでも
「実は言いたくない」の「我慢が好き」の場合にさえ
背景に2~6の理由が浮かぶかもしれません。

実はうちの母ですが、このタイプのようです。
去年父が亡くなってから、自分にどれだけの年金が入るのか、が心配なようでした。
いくらもらえるのか、それで暮らしていけるのか、
毎日心配していました。

なので「じゃあ私が電話して聞いてみるから」と言うと
「いいよ、そのうち通知が来て分かるから」と言って決して私に調べてくれと言わないのです。

でも毎月行くたびに
「まだいくらもらえるのか分からない。
今回入金されたのは、何かの調整の分らしくて、毎月いくら入るのかは、いつになったら分かるのやら…」
と言います。

「じゃあ私が電話して聞いてみるから」と言うと、
「いいよ、そのうち通知が来て分かるから」と言って、まだ調べてくれと言わないのです。

私が調べようとすると、とてもいやがります。
きっと心配しながら待っているのが、母のメインの行動パターンなのでしょう。
そしてそれを変える気はないようです。

考えてみると
それ以外の理由、つまり2~6は、言えない理由が自分の外にあります。
相手がどうか、に左右されている状況です。
相手次第であなたの人生は変わってしまうんです。
もっと言うと、相手があなたの人生の主導権・決定権を持ってしまっています。
あなたには、あなたの人生の主導権・決定権がないわけです。

で、それでも違和感がない状況ならば
それでもよいのです。

私はそれで行きます、という方はそのまま頑張るほかありません。
逆に、そういう方は、相手の顔色を見る特殊能力があると思います。
きっと誰かのサポーター的な事とか、秘書的な事が得意でしょう。

相手さえ間違わなければ、能力を発揮していけるからです。
相手のパターンを観察し、想像力を駆使し
どう表現すれば察してもらえるか、の技術を磨ける場合もあるのです。
そういう方向性もあると思います。

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 ◆まずは、アイメッセージ
 
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上記のような生き方を変えたい、と望む方は、
NOの言い方を練習する、聞きたい事を質問する
という方法があります。

それには「アイメッセージ」が役立ちます。

夕べ気づいたのですが、アイメッセージのポイントの一つは、
「まず起きている出来事の感情を交えない事実を伝える」ことです。
出来事に触発されて妄想が膨らんでいる状態では、なかなか難しいです。

なので「108回音読する元型」を使って
具体的に起きている事は何なのか、を把握することをお勧めします。

実は、妄想を取り去ったうえで
具体的に起きている事実だけに気づくと
それだけで問題が消滅する事があります。

それでも、まだ自分にとって不都合な事が残っていて、とても苦痛だったら、
それを伝える事になります。

なので、

1、起きている具体的な事実を伝える
2、自分にとってどう不都合なのか、感情を「私は~」から始まる言葉で伝える。
3、こうしてもらうと助かる、という要望を付け加える。

という順序になります。

母の例ですが、遺族年金の金額が知りたい時などは、1も2すらも必要なく
ただ3だけで十分ですね。
必要な方はこれも練習です
ぜひ、やってみてください

解放