愚痴にも作法

みなさん、こんばんは

このところ、立て続けに「愚痴」がテーマのメールを3通いただき、
似たような返信をそれぞれさせていただいたので
もしかしたら皆さんにも役立つかもしれない、と思い、

今日のテーマは「正しい愚痴のこぼし方、こぼされ方」と
させてください。

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 ◆愚痴って、なに?
 
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日本は言霊の国で
言葉そのものに宿るエネルギーを大切にします。

「愚痴」という言葉も、すごいなと思います。

愚痴が持っているエネルギーは
「ぐち」という音の持っている感覚と
まさにピッタリだと思います。

愚痴って、ぐちっとしているんですよね。

愚痴は、自分の内側が
ぐちぐちした状態になっているときに

それを自分の中に止めておくのが難しくなり
ついに、ポロポロとこぼれるものなんですね。

そして愚痴は
こぼす時に
「なんとか解決したい、よりよい方向に持って行きたい」
という意図が、そもそも無いものです。

「なんとか解決したい、よりよい方向に持って行きたい」
という意志があるとき、
それは「相談」になります。

愚痴がこぼれる時
本人はその内容について、

「改善の余地がないと信じ込んでいるか、改善する意志がない」

と思っていることのほうが
多いと思います。

自分から考えて行動して問題解決したいのではなく、
だからといって
その状況を受容も出来ない。
だから、どうしていいか、わからない。

宙ぶらりんの時、複数の思いがぶつかってどうにもらなず、
自分の内側がスッキリしなくなります。
その時のエネルギーが「愚痴」です。

葛藤するエネルギーが
行き場を失って、つい口から「こぼれる」んです。

なので、愚痴のエネルギーって
聞いている人を不快にさせる事が多いですね。

愚痴の状況や相手が
聞いている人にも共通する場合には、

軽く一杯飲みながら
大いに盛り上がりました、ってことも、あるかもしれませんが 、
多くの場合、聞いている人はとても不快な感覚になります。

私の場合は
身体が腐っていくような不快感が出てしまうことがあります。

で、それを聞き続けているのが苦痛なので
「アドバイス」とか「解決方法」とかを相手に言いたくなる。

相手には「改善できる」という意識がないし
心から何とかしたいという意志もないので、

その時は嬉しい顔をするかもしれないけれど、
結局の所、それを実行する事はない。

それが繰り返されると、聞いている人はイライラし
うんざりしてきます。

愚痴

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 ◆自分が愚痴を言うとき
 
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相手に不快な思いをさせ
話しをしても解決にならないと思っているなら、
人に言わなければいいんですが

そう簡単に割り切れたら
もともそ何も苦労はありません。

愚痴は一種の葛藤する
行き場のないエネルギーですから
ため込むと身体に悪いのは、事実です

だから安全な形で
外に流してしまわなければなりません。

愚痴の元になる行き場のないエネルギーは
出して流してしまうほうがいいんです。

そのやり方を説明します。

愚痴をこぼしたい気分になったら、

「ねえ、私は今、ちょっと愚痴をこぼしたい気分なんだけど、聞いてくれる?

その事について、私はまだ積極的に改善方法を探そうという気分ではないし、

そんな事は無理だっていう所にいるのよ。

だから、あなたにアドバイスや解決方法を求めているのではなくて、

どうしようもない話をただ聞いてくれる事を求めているんだけど、どう?

付き合ってくれる? 」

と最初に前置きして
相手に「OK」をもらってから話し始めるのは
割とよい方法です。

ポイントは、

・今は改善しようと思っていない事。

・相手に求めているのは、ただ聞いてくれる事で、アドバイスはいらない事。

・相手に聞いてもらう「OK」をもらう事。

この3つは必ず押さえてください。

このポイントを押さえて話しをすると
よほどでない限り、断られる事はめったにありません。

相手もいつもよりあなたの話を真剣に聞いてくれると思いますよ。
ぜひ、お試し下さい。

「愚痴をこぼす」時のお作法
とも言えますね。

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 ◆愚痴をこぼされたとき
 
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逆に、愚痴をこぼされる状況
そういう友人がいたとします。

あなたがそれを聞いていて
いつもいい気分でいられるならいいのですが

私と同じように、不快感やイライラを感じるとしたら、
こうするといいです。

ああ、これはいつもの愚痴だな…
という感覚がやって来た時に言います。

「ねえ、貴方が今しゃべろうとしている事は愚痴かな? それとも相談かな?

実は私は、人の愚痴を聞いていると不快感があるのよ。

胸のあたりがイヤな感覚になってくるので、あまりうれしくないの。

で、どうしたらいいのか考えたのだけど、

ただ愚痴をこぼして息抜きをしたいだけで、何もアドバイスを求めていないのか、

改善したいのでアドバイスや解決方法などが欲しい相談なのか、

どちらなのかハッキリさせてほしいの。

これは愚痴だからただ聞いて欲しいなら、私はしっかり聞くよ。

例えば今から1時間だったら、聞けると思う。

今、あなたの求めているのはどっちなの? 」

と、あえて、はっきり言います。

ポイントは、

・愚痴と相談とは全く別物だ、と伝えること。

・愚痴を聞くと個人的に不快感があるのだ、と伝えること。

・相手に、今から言うのは愚痴なのか相談なのかの区別をしてもらうこと。

・愚痴なら1時間しっかり覚悟して聞くし、

・相談なら出来る限りの力になりたい、と伝えること。

これが愚痴を「聞く」ときのお作法
と言えます。

この方法は、私は自分の不快感と
相手の力になりたいという気持ちとの板挟みになり
もうどうしようもなく辛かった時に、
自然に生まれてきた言い方です。

伝えてみたら
その人はそれ以来、愚痴が激減しました。
ほとんど言わなくなりました。

何人かの方に試していただいたのですが、
今まで決して行動しようとしなかった人が、急に何か動き出したり、

しっかり聞くよ、と言うと「もういいわ」と言われて、
しかも関係は今まで以上によくなったり、というご報告を頂いています。

ぜひ、お試し下さい。
そしてどんな結果になったか、教えてくださいませ。

自分が変わっても、相手の反応が同じであれば、 同じ事を繰り返してしまいます