信頼と期待って?

みなさん、こんにちは

今回は「信用」ではなく「信頼」についてなのですが、
まずは、信用と信頼の違いについて
ハッキリさせておきます。

どこかで読んだ話しですが、

信用というのは
何か、信じるに足る証拠がある場合に使う言葉だそうです。
銀行でお金を借りる時に担保を取られますね。
それが信用です。
担保という具体的な証拠を信用されているわけです。

信頼というのは
目に見えるハッキリとした証拠などないのに、
それでも、相手やその事を信じる、という態度の事を言います。

今日はその「根拠のない信頼」について考えます。

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 ◆まず、信用と信頼
 
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「信頼」とは
人間が生きていくのに、とても大切な資質の一つですよね。

誰かを信頼する事。
誰かに信頼される事。

これなしには
私たち、生きていけないですよね。

サバイバルがテーマの時期、
生き抜く事だけを最優先しなければならない状況では、
何を信頼するのかは死活問題です。

動物的なカンを研ぎ澄ませ、
何を信じて、どう行動したらいいのか真剣に考えるでしょう。

このうまい儲け話を信じていいのか?
甘い言葉をささやくこの人を信じていいのか?
Aの物件とBの物件と、本当に有利なのはどっち?
子犬のような目をして私を慕ってくる人の期待に、どう対応したらいいの?

サバイバルの時期を越えても、
状況が変わるだけで
似たような選択肢を迫られます。

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 ◆何を信頼すればいいか?
 
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誰かを信頼する時
その誰かの「何を」私たちは信頼するのでしょう?
「信じる」とか「信頼する」という言葉を使う時、
実は信頼とは違うものが
そこにある場合があります。

例えば、

子供が何か悪いグループと関わりがあるらしい…
このままだと…犯罪者になってしまうのではないか…
いやそんな事はない、うちの子に限ってそんなはずはない。
私は子供を信じている。

→子供は自分の期待通りの人間になるはずというコントロール

この人は私を分かってくれるに違いない。
私を受け止めて、理解して受容してくれるはず…
あの人は素晴らしい人よ。

→甘い期待と美しい誤解

自分のパートナーは何もしなくても一生涯自分を愛してくれて、
自分のために尽くしてくれると信じている

→ムシのいい期待

この人についていけば間違いない。
自分を見いだして、自分を大切にしてくれて
素晴らしい境地に連れて行ってくれるにちがいない。

→依存と期待

この会社にいれば、多少の不況も何とか乗り越えて
定年まで自分たち家族を守ってくれるに違いない。

→依存と期待

依存と期待

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 ◆期待の実際
 
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自分で例を考えてみてびっくりしました。
殆どが「期待」に関するものですね。

しかもどこか「依存」の匂いがする事が多いです。
今回は「依存」については
複雑すぎるので
ちょっと横に置きます。

何かに対して
「自分勝手に期待する」時、
私たちは時々それを
「信頼」だと勘違いしたりします。

もう一度繰り返しますね。
基本的に「期待」というのは
「自分勝手」にするものなんです。

「裏切られた」と思うのは、
信頼を裏切られたのではなく、
私がこうすれば相手はこうしてくれるはず
という「甘い期待と依存」が、
相手に通じなかった時の言葉かもしれませんね。

あなたが逆の立場だったらどうでしょう。
誰かが貴方に何かを期待して近寄ってくる場合がある。

貴方にとてもいい顔をして
プレゼントなども持参して来る。
どうも下心があるらしい=自分に何かをしてもらいたくて期待しているらしい…

そんな時あなたはどうしますか?

多分こういう方は
その方の期待通りにこちらが動かないと、
ガッカリして「裏切られた」と言いつつ去っていきます。
「私はこんなにあんなにしてあげたのに…」と。

貴方がその方に適度な餌を与えれば、
つまり時々相手の期待にそうような言葉をかけたり行動したりすれば、
その方はずっとあなたについて来るかもしれません。

そんな時あなたはどうしますか?

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 ◆期待は信頼ではない
 
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期待と信頼の区別を付けてください。

信頼というのは
「仮に相手が自分の期待通りにならなくてもよし」
「相手の決断と行動を受け入れる」と思える事です。

相手が貴方にとって望ましくない道を歩み出したとしても、
貴方にとってマイナスになる事が起きたとしても、
悲しみは感じるかもしれないけれど、

「命が延びていこうとする力、その人に備わっている純粋な何か」
を信じ続ける事です。

・誰かを信頼する
・何かを信頼する

というのは、そうたやすい事ではありません。
一種の捨て身というか、清濁併せ呑むというか、
自分の器を大きくしないと出来る事ではないです。

人は誰かの期待に応えるために
生まれてきたのではありません。
あなたは誰かの期待に応える義務なんてないんです。
あなたの側にいる誰かも
あなたの期待に応える義務はありません。

でも、やっぱり未熟な私たちは
周りの誰かに期待してしまう。
相手がこちらの期待に応えてくれる時もあるし、
裏切られる時もある。
喜んだり悲しんだり怒ったりする。

人生ってそんなものかもしれないけれど、
ただ一つだけ
「自分は信頼したのではなく、期待したのだ」
「期待はいつか裏切られる運命にあるのだ」

という事だけは
シビアですが、知っていてください。

信頼