生きがいは仕事に求めるものではないと思います

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

面白い本に出会いました。

面白い本に出会いました

最近の私は「もしかしたらこうじゃないかな」とあれこれ考えていたのですが
その内容をしっかりと表現してくれていて。
読みながらすっきりしました。
もちろん、そのすべてが私の考え通りという訳にはいきませんが。

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

という本です。

これから目の前に広がるであろう広い広い社会について、
14才の子どもにも理解できるように、いろいろな切り口から話をしてくれています。

どこを読んでも本当に興味深く、マーカーだらけになっていますが
特に仕事について書かれた章、

〈理想〉と〈現実〉
君が将来就く「仕事」と「生活」について

から今回は取り挙げてみたいと思います。

宮台さんは、

 日本人の歴史観の歴史的な背景
 近代学校教育のモデルは軍隊と監獄
 勤勉さが美徳だった「近代過渡期」
 「大量生産」から「多品種少量生産」

というタイトルで、今の時代の流れ、そして世の中の傾向などをとても理解しやすいようにかみ砕いて説明してくれています。

結論、「仕事で自己表現する」という思考を捨てなさい、とおっしゃっています。

これが非常に興味深いので、抜粋をさせていただきたいと思います。
見やすくするために改行を多用していますが、原文のままにしてあります。

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 ◆君が将来就く「仕事」と「生活」について一部抜粋
 
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日本人はもともと仕事に「きずな」や「生きがい」を見出すマジメな性質がある。
やがて若い人がみんな仕事に「生き甲斐」を求め始めた。
これは微妙な問題だ。
最初に確認しよう。
仕事をする人に「生きがい」をあたえるために、仕事があるんじゃない。
社会が必要とするから–仕事をしてもらわないと困る人々がいるから-~仕事がある。

中略

ぼくが、就職活動をひかえた学生に、いつもいっていることがある。
それは
「自己実現できる仕事があるという考えを捨てろ、
そんな期待を持てば持つほどがっかりする。
そうじゃなく、どんな仕事をするんでも、
『自分流』にこだわることだけ考えろ」ということだ。
あるいは、「これさえあれば十分」という考え方をしろということだ。
自分は何があれば幸せな人間なのか、
そのためにどんな生活ができればいいのかをはっきりさせ、
「それにはこのくらいのお金と時間があれば十分」というふうに考えて、
割り切って仕事を探す。

実際、労働者に「生き甲斐」を与えるための会社なんてない。
会社はもうけるためにある。
もうけるのに役に立つ限りで「生きがい」をあたえるだけだ。
強欲をいってるんじゃない。
もうけなければ会社がつぶれてみんなが困る。
慈善事業じゃないんだよ。

中略

ぼくは彼らに聞く。
「向いた仕事じゃなかったっていうけど、そもそも君に向いた仕事なんてあるの? 
会社が複数あったとしても、
君程度の人にわざわざ『向いた仕事』の座席を用意している会社なんてあるの?」
と。

中略

自分がどんな人間で、何をしているときが幸せか。
「これさえあれば自分は幸せ」と思えるものは何か。
それをつかむためだけ「試行錯誤」をして、おぼろげながらでもつかんでいく。
そうすれば、自分に必要じゃないものに過剰な期待をしなくて済むようになる。
自分に必要なものが見つかったら、
それを手放さないためには最低限どうすればいいのか考えればいい。
こういう態度が、仕事に限らず、いろんなものについて必要なんだと思う。

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 ◆大事にすべきことは
 
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どうでしょうか。

私はこれを読んでふと、画家の梅原龍さんのお話を思い出しました。
「起業前後に必要な事」の教材にしているものです。

梅原さんが画家という職業に就く時に考えたこと、それは
「自分はどういう生活をしていきたいのか」でした。

梅原さんは「旅をしながら多くの人と出会い、そして日常生活を大切にしたい」ということが、自分にとって欠かせない大切なことであると分かったので
そのために画家になった人なのです。

ですから、何かが起こった際には原点に立ち返るそうです。
自分が思う理想の暮らしとは、そして、その理想から見たら
これはマルかバツか、と。

そういうことを考えつつ自分を顧みれば、同じようなことをしていました。
仕事としてネットショップを選んだ時、私は

雇われて働くという生き方は私には難しい。
毎朝通勤で乗り物に乗るのは辛い。
早起きは苦手だから、好きな時間に寝起きできる仕事にしたい。
家族の側にいられる自宅での仕事を希望
いろんな人と会わなければいけないのはしんどいからNG

のような考えを持ち、その結果「ネットショップ」にたどり着いたのです。
生きがいどうの、やりがいどうのなんて全く頭にありませんでした。

ネットショップなら、私が考える嫌なことをしなくていいと思ったので、その後に

それなら100%大好きなものだけを扱うことにする。妥協なんてこれっぽっちもしない。

と決めました。

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 ◆幸せになるには、満足するには何が必要か
 
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先日いつもお世話になっている石屋さんに仕入れに行きました。
先日、なじみの石屋さんに天然石を仕入れに行きました。
石屋さんの女性は
「先日いただいたお手紙、とても素敵でした。
みんなが楽しく仕事をしている感じが伝わってきましたよ!」
と話してくれました。
彼女はいつもご主人と仲良く仕事をしています。
とても理想的です。
その彼女が「フェアリーブルーのスタッフにしてもらおうかな」
と言ってくれました♪

その言葉がすご~くうれしかったです。

私はもちろん今の仕事がとても楽しいのですが、
スタッフはどのくらい楽しいのだろうと思いました。
私ほどには楽しんでいないのだろうな、と思ったり。

もうお分かりでしょうが、私は決して
「楽しい、やりがいのある仕事」として立ち上げたのではなく
どんなスタイルならうまく続けることができるのかを考え
譲れないことを先に考えてから詰めていきました。

何があれば幸せで満足できる生活を送れるのか、ではなく、
何がなければ家族を守りながら生活していけるか、という考えでしたが
その当時の私の幸せは、家族を守ることにあった気がします。

どっちにしても、「最低限どうすればそれを手放さずに済むのか」という発想は変わりません。
その結果私は「やりがいのある幸せな仕事」を手に入れることとなったのです。

いわゆる逆説ですよね。
本当に不思議。

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 ◆仕事に生きがいを、求めない
 
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仕事にやりがいは

実は少し前までは「みんな自分の好きなことで起業したらいいのに、私でもできたのに」なんて思っていました。

でも、2年くらい前から考えが変わりました。
好きな仕事で自分のサイズでの起業、という選択肢は意外と大変なので
やらない方がいいのかも、好きなことは仕事にしない方がいいのかも、という風に。

今の私の発想は宮台さんと同じく、
「何があれば幸せか、満足か」をしっかりと考えてから、
それを仕事にするのか、またはそれを守るための仕事を探すのか、
を選んだ方が良いと思っています。

実は、最初から仕事に生きがいや自己実現を求めることは
結果として遠回りになると考えています。

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 ◆何があれば、私は幸せか
 
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実は今、「私は何があれば幸せか、満足か」をあぶり出すためのセミナーを考えています。
これが自分で分かれば、人生はがらっと変わるはず。
転職するかしないか、起業するかしないか。
引っ越し、資格の取得・・・

そういった選択の際に無駄に悩むことがなくなるはずです。

自分の選んだ生き方を、心底堪能し、楽しむことができるようになるはずです。