3種類の交換、そのシステム

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

私には人と会話をするということがとても難しかった時期があります。
いわゆる対人恐怖症になっていました。

対人恐怖症

最近の私しか知らない人には信じられないでしょうね。

ふと自分の人生を振り返ることがありますが
その頃のことは前世、いやもっと前かも、と思えることがあります。

対人恐怖症が少し改善してからも
ご近所さんはセミナー等でお会いした人との軽い会話が
とても苦手でした。
どう話をしていいのか分からなかったのです。
女性たちはさっとグループを作り、楽しそうに会話しています。
そこに自分の居場所がなくて辛い思いをしたものです。

けれど、自分が好きな分野の話で話し込むのはむしろ楽しかったのです。

カウンセラーになって分かったのですが
私と同じように何気ない会話などが苦手な人は
意外にいるんですね。

ご近所づきあいは大変。
意味があって、自分が好きな事や
好きなことが一緒の人とだけ付き合えればいいのに。
そういう感じです。

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 ◆交換システムというもの
 
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先日ご紹介した本にはまだ面白い続きがありまして。

先週は難しめの本から
レヴィ・ストロースが発見した親族システムの記事を抜粋しました。

実は、レヴィ・ストロースはもっと面白い事を言っているんです。
これも抜粋します。

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レヴィ・ストロースによれば、この交換システムは
財貨サービスの交換(経済活動)
メッセージの交換(言語活動)、
そして女の交換(親族システム)
の三つの水準で展開している。
いずれの場合も、最初の贈与によって「与えた者」が財貨を失い、
「受け取った物」が反対給付の義務を負う。
そうやって無限に不均衡が再生産される。

中略

それらは価値があるから交換されるのではなく、
交換を起動し継続させるがゆえに価値があるということである。
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「女の交換」という言葉にカチンとくる人もいるかもしれませんね。
でも、これは歴史上の真実。
人類が始まって以来ずっと行われてきたことをこう表現しているだけです。

私が言いたいのは何かというとですね、
大体この3つに私たちの悩みが集約されるのでは、ということなんです。

「財貨サービスの交換」という経済活動は、お金と自分との関係。
このテーマは多くの人が抱えているでしょう。

「メッセージの交換」という言語活動は、人間関係やコミュニケーションの分野です。

「女の交換」という親族システムは、異性関係や結婚問題ですよね。

私たちが生きていく上で欠かすことのできないこの3つのテーマは
全部「交換」の上に成り立っていることになります。
そう、日常生活はこの交換の上に成り立っているんです。
それがうまく行かない時に、
お金、コミュニケーション、家族・異性関係の問題が出てくるのです。

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 ◆ほしいもの
 
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よく、「人は1人では生きて行けない」と言われますが、
交換システムが成り立たないからなんですよね。
このシステムが、私たちの生活の根底にあるものだからです。

もう1つ大切なこと、それは
私たちが本能的に「欲しい」と思うものに限って
人からもらわないと手に入らないという事実です。

繰り返します。

私たちが本能的に「欲しい」と思うものはみな、
つまりお金があって豊かであるという事も、
人と繋がって気持ちよく生きていく事も、
家庭を持つ事や異性関係も、
すべて誰かと交換してもらわないと手に入らないのです。

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 ◆交換がすべてなんです
 
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女の交換・結婚

詳しく説明すると・・・
お金も交換価値がなければ意味がありません。
欲しいものと交換できてやっと価値があるのです。
貯蓄も、将来必要なものと交換するためにやっているので希望と安心があります。

そしてコミュニケーションは「言葉」の交換です。
「こんにちは」「おはよう」「行ってらっしゃい」
そんな言葉を交わし合うことで、つながりが作られ、深まっていくのです。

家庭家族、親族関係は、もともとは女性の交換から始まりました。
近親相姦を避けて、違う遺伝子を取り入れるためには、
女性は違う遺伝子を持つところに嫁入りし
そして違う遺伝子を持つ所から嫁をもらう。
そうすることで良い子どもに恵まれたり
平和が保たれたりすることもあったのです。

お金が回らない、
コミュニケーションがとれない、
親戚・家族やパートナーと関係がぎくしゃくする、

つまりこれらは「交換が上手にできない」ことが原因なのです。

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 ◆男性性の会話とは
 
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もう少しコミュニケーションについて考えましょう。
コミュニケーションには2つ種類があります。

1つは、男性性の会話で、事務連絡と言われるものです。
必要な事だけ、意味ある事だけが簡潔に伝えられます。
公文書などもこれですね。
男性同士の会話もこれに近いものが多いです。

とても有益で、役に立ち
必要な内容が詰まっていて
意味深い内容。

でも、まるでマシンのようにそっけないのです。

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 ◆女性性の会話とは
 
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女性性の会話は、あまり意味がありません。

おはよう
おはよう、いいお天気ね、
本当にね。いい天気よね。
お出かけ?
ちょっと町まで

あなたの口紅いい色ね。
ありがとう。実は私も気に入っているの。
あなたの髪型、よく似合っているわ。
そう?でもちょっと不満なのよ。

意味のない言葉のやり取りばかりが続きます。
これは内容は重視されておらず
やりとりすること自体が重要なのです。

この意味のない会話はとても心地よく、
これによってエネルギーの循環が起こるのです。

そしてこのタイプの会話でとりわけ大事なのが挨拶です。

「こんにちは」
「おはよう」
「さようなら」
「おかえりなさい」

このような言葉は、実は祝福なんですね。
あなたの一日が素敵なものでありますように、という祈りが込められています。
誰もが無意識に行っていることです。
最高のプレゼントとして祝福をもらうから、祝福を返すのです。。

「いいお天気ですね」
「どちらへ?」
「お気を付けて」
「お元気ですか?」

このようにお互いの未来を祝福し合っているんですね。

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 ◆そういう訳で
 
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実は最初に言った、意味のない会話が・・・というのは
祝福するのが苦手ということにつながるのです。

祝福し合うだけの会話ができなかったのは
人に与えられない、受けとれない状態にあるということだったのですね。

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 ◆本日のポイントです
 
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私たちが普段行っていることはいろいろな「交換である」と意識する。
ぜひそうしてほしいのです。

レジでお金を出す時
お金と物の交換が行われています。
等価交換だからと納得して支払っています。

挨拶や会話は祝福の交換。

家族や親戚と会う時には
女性の交換が行われたことで今があるのだと思ってください。
日本の結婚制度の中で、女性は嫁入り、男性は嫁取りをし。
そういう交換が行われてきたおかげで今自分たちがここにあるのだと
考えてみてください。

この交換という動きがうまく行く秘訣、それは
まず先に祝福することです。
先に祝福することで、その返礼として
良いものがもたらされるのです。
そして今度はあなたが相手にさらに良いものを、と循環していきます。

お金、挨拶の言葉を出したり発したりする時、
わが子を結婚させる時

とにかく、まず自分が祝福を与えましょう。
それがポイントなのです。