「ペコロスの母に会いに行く」

「ペコロスの母に会いに行く」

こんにちは、フェアリーブルーの福本いずみです。

先日、友人が
「ペコロスの母に会いに行く」というコミックスが、
認知症の母親の話で、面白いですよ~
と教えてくれたので、
すぐさまアマゾンで注文したら、届きました。

今、読み終えたところです。

それで、、、、なんとも言えない気持ちになっています。

フェアリーブルーでは今、「父子関係の解毒ヒーリング」の真っ最中です。
子供時代の育ち方の中で、
父親との関係でできた心の傷を癒していただく。

その事で、家庭内の雰囲気が変わったり、
夫婦関係が変わったり、
男性との距離感などが変わったり、
その他の様々な変化が期待できるのです。

こころの傷、深く刺さって内側で化膿しているその傷を癒して、
少しでも楽になっていただきたい。
少しでも軽くなっていただきたい。

と私はいつもいつも思っています。

この「ペコロスの母に会いに行く」は
映画にもなったのだそうで、ご存知の方も多いかもしれませんね。

父親はアル中で幻聴幻覚があり、包丁を持って母親を追いかけ回す。
そんな日々から逃げ出して東京に出た作者。

20年後に子供一人を連れて故郷にもどり、
お酒をやめた父親を看取り、
父親が亡くなった歳からゆっくりと認知症になっていく母親を看取っています。

「ペコロスの母に会いに行く」

実は、父子関係の解毒ヒーリングに申し込んでくださる方は、
父親がアル中だった、
という背景を持った方がよくいらっしゃいます。
母親はその暴力の標的になり、
子供だったその方は、それを見ながら育った。

そのようなお話をいくつも聞かせていただいて、

 なぜ母親は離婚しなかったのだろう
 共依存だったから、別れられなかったのだな、、、

 そのような家庭環境が、どれほど子供を傷つけることか、、、、、
 どれほど人生を狂わせるものか、、、

と悲しく感じていたのですが、

ペコロスの母親も離婚はしませんでした。
なぜ父親がアルコールをやめる事ができたのかは分かりませんが、
最後まで寄り添って生きた夫婦です。

そして、母親に認知症が始まり、辛い事は忘れさられ、
亡くなった夫がやってきて謝ったり、
過去の楽しかった思い出に舞い戻ったり。
ペコロスの母は、なんだか幸せそうです。

そんな母親と息子である作者の姿が、
切なく美しく暖かく描かれています。

ペコロスの母が、どのように困難な日々を乗り越えて来たのか、
なぜ離婚しなかったのか、
夫をどのように受け入れたのか、

息子である作者も、自分の過去や両親を、
どのように受け入れて自分の中に収めてい来たのか、、

読んでいくと、なんとも言えない気持ちになります。

そして思い当たるのは、
「たった一つの正解なんてない」という事です。

 アル中で幻聴幻覚のある夫なんて、子供のためにも離婚したほうがいい。
 アル中だろうと何だろうと、子供のためにも離婚しないほうがいい

どちらが正解、というわけではなく、
そんなに簡単に白黒つけられるものでもなく、
傷ついたり、傷つけられたりしながらも、
自分で考えて、選んで、決断していくものなんだな。

そして日々の日常を生きることこそが、
人生なのだなぁ、、、、、
と思いました。

切ない余韻が尾をひいている感じです。

実は同時進行で今「銀河英雄伝説」を読んでいます。
こちらは男の子が好きそうな内容で、
宇宙の征服を成し遂げようとする、戦争ごっこのお話です。

日常的な人間的な普通のシーンは全くなく、
高度に構築された架空世界で、
超美形や超天才たちが暴れまくります。

これはこれで面白いのですが、
この落差にちょっとクラクラしている私ですf^_^;)